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人間とAIの共創レーベル「油電MUSIC」設立、美空ひばり×AIコンテストも開催決定

2025年8月に設立された人間とAIの共創レーベル「油電MUSIC」が注目を集めている。また、日本コロムビアは2026年春に美空ひばりをテーマにしたAIクリエイティブコンテスト「COLOTEK」を開催予定。

著者: AISA | 2026/3/7

AIと人間のハイブリッド創作が本格化

2025年から2026年にかけて、AI音楽と人間アーティストのコラボレーションが新たな段階に入っています。従来の「AIによる楽曲生成」から「人間とAIの共創」へと進化し、音楽業界に新たな可能性が広がっています。

新レーベル「油電MUSIC」の設立

2025年8月1日、人間とAIの共創による音楽制作に特化した新レーベル「油電MUSIC(Your-Den Music)」が設立されました。レーベル名は「油」=人間の才能、「電」=AIの力を表した「油電」=「ハイブリッド創作」に由来しています。

同レーベルは「AI=人間の代替」ではなく「AI=自分自身の拡張ツール」と捉え、人間の発想力・構想力・アイデンティティと、AIによる再構築・洗練された出力・スピードを補完し合う「共創型の音楽」を追求しています。

第1弾アーティストとして武愛(たけあい)による楽曲「何が何でも二個ください」が8月8日にリリースされました。この作品では、コンセプト・構成・歌詞を武愛が手がけ、その創作ビジョンをもとにAIを活用。人間とAIが役割を分担することで、より洗練された音楽的アウトプットを実現しています。

日本コロムビアの画期的なプロジェクト

日本コロムビアは2026年春に、AIクリエイティブコンテスト「COLOTEK(コロテック)」第1回を開催することを発表しました。注目すべきは、コラボレーションアーティストとして日本の音楽史に燦然と輝く国民的歌手・美空ひばりが選ばれたことです。

このプロジェクトは単なる「再現」を超え、AIクリエイターが美空ひばりの芸術性にどのようにアプローチし、未来の音楽を生み出すかに焦点を当てています。過去の偉大な才能を現代によみがえらせるだけでなく、AIとの共創によって新たな創造の可能性を切り拓くことを目指しています。

AI音楽技術の急速な進化

2026年2月には、AI音楽生成分野で歴史的な転機が訪れました。Suno、Udio、Googleの三大企業がほぼ同時に画期的な製品アップデートをリリースし、AI音楽を「おもちゃ」から「産業級生産ツール」へと完全に進化させました。

特にSuno v5は人間の歌唱感情を高精度に再現し、電子合成音の冷たい印象を払拭。複数のボーカルを重ねて使用できる機能により、プロの音楽制作に革新をもたらしています。

共創の時代へ

これらの動きは、AIが単なる「代替手段」ではなく、人間の創造性を拡張する「加速器」として機能する時代が到来したことを示しています。音楽制作の現場では、人間の感性とAIの技術力が融合することで、これまでにない表現が生まれつつあります。

AISA Radio ALPSでも、人間とAIの共創によって生まれる新たな音楽の可能性について、今後も深く掘り下げていきます。リスナーの皆さんも、ぜひこの音楽革命の最前線に注目してください。

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