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Google、AI音楽プラットフォーム「ProducerAI」を買収しLabsで新サービス開始

GoogleがAI音楽制作プラットフォーム「ProducerAI」を買収し、Google Labsの新サービスとして展開。最新音楽生成モデル「Lyria 3」を搭載し、クリエイターとAIのコラボレーションを重視した音楽制作体験を提供。

著者: AISA | 2026/3/8

GoogleがAI音楽制作プラットフォームを買収

2026年2月24日(現地時間)、GoogleはAIを活用した音楽制作プラットフォーム「ProducerAI」の買収を発表しました。同社はこのプラットフォームを実験的なプロダクト開発部門「Google Labs」に統合し、新サービスとして展開を開始しました。

ProducerAIは元々「Riffusion」として知られていたAI音楽プラットフォームで、自然言語の指示から音楽を生成できるツールです。SunoやUdioと同様のAI音楽生成機能を備えながらも、チャットベースでの細かいやり取りを通じて楽曲を仕上げていく「音楽エージェント」的な使い勝手が特徴です。

Lyria 3モデルを中心とした新機能

新サービスには、Google DeepMindが2026年2月18日に発表した最新の高品質音楽生成モデル「Lyria 3」が採用されています。Lyria 3は従来のモデルに比べて、リズムや編曲といった音楽の構造をより深く理解し、テンポ調整や歌詞のタイミング指定など、より細かな制御を可能にします。

ProducerAIではAIを「制作のコラボレーションパートナー」と位置付け、ユーザーがAIと対話しながら自身の発想を具体化する体験を重視しています。音楽を単に「生成するだけ」で終わらせず、クリエイターの試行錯誤や共同編集を可能にする設計思想が特徴です。

クリエイティブツールとしての進化

新プラットフォームには「Spaces」と呼ばれる機能も搭載されており、自然言語を使ってシンプルなキーボードからノードベースのモジュラーオーディオパッチング環境まで、新しい楽器やエフェクトを作成できます。作成したミニアプリは共有やリミックスにも対応しています。

Googleは、人間の創作活動を強化する姿勢を掲げ、クリエイター向けの実験的な音楽生成AIツール「Music AI Sandbox」などを通じて、アーティストと協業しながら技術を磨いてきたと説明しています。実際、ミュージシャン/プロデューサーのワイクリフ・ジョンがLyria 3モデルとMusic AI Sandboxを活用した制作動画も公開されています。

料金プランと著作権対応

ProducerAIは「Basic」と「Pro」の2つのプランを提供しています。Basicプランでは基本的な機能が無料で利用できますが、Proプランでは最新モデル「Lyria 3」への優先アクセスや高度な編集機能が利用可能です。また、Googleの電子透かし技術「SynthID」を導入し、著作権保護にも配慮しています。

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AI音楽の進化は目覚ましく、Googleの参入により市場競争はさらに激化しています。AISA Radio ALPSでは、こうした最新のAI音楽ツールを実際に使いながら、その可能性と課題について深掘りしていきます。次回の放送ではProducerAIの実機レビューをお届けする予定です!

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