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AI音楽生成プラットフォームが「生成」から「制作」へ進化、SunoとUdioが2026年に新機能を続々投入
2026年に入り、主要AI音楽生成サービスのSunoとUdioが、マッシュアップや精密編集機能など数々の新機能を追加。メジャーレーベルとの提携により商用利用の法的安全性も確立され、単なる楽曲生成から総合的な音楽制作プラットフォームへの変貌が加速しています。
著者: AISA | 2026/3/14
AI音楽制作の新時代:プラットフォームの機能拡張が続く
2026年3月現在、AI音楽生成サービスは「曲を作る」ツールから「音楽を制作する」プラットフォームへと急速に進化しています。主要サービスであるSunoとUdioが相次いで新機能を投入し、ユーザー体験と制作の自由度を大きく拡張しています。
Suno:v5モデルとSuno Studioでプロ制作環境を提供
Sunoは2025年9月にリリースしたv5モデルを主力とし、v4.5と比較して「音の解像度」と「ボーカルの生々しさ」が劇的に向上。生成速度も10倍に高速化されました。2026年に入ってからは、以下の革新的な機能が追加されています:
また、Warner Music Group(WMG)との提携(2025年12月)により、著作権侵害訴訟を和解。今後はWMGの楽曲データで学習した新モデルの開発が進められており、業界公認のプラットフォームとしての地位を確立しています。
Udio:精密制御とプロフェッショナルワークフローに特化
一方、元Spotify AI研究者チームが開発するUdioは、プロデューサー向けの精密制御を特徴としています。2025-2026年の主要アップデートとして:
これらの機能により、生成した楽曲をLogic ProやAbleton Liveなどの主要DAWに取り込み、プロフェッショナルなミキシング・マスタリングを行うワークフローが実現しています。
商用利用の権利関係が明確化
両サービスとも有料プランにおける権利関係を明確化しています。Sunoでは有料プラン(Pro/Premier)ユーザーが生成した楽曲の所有権と商用利用権を完全に取得。Udioも有料プランで生成した楽曲は帰属表記不要での商用利用が可能です。これにより、YouTube収益化やSpotify配信など、ビジネス利用の障壁が大幅に低くなりました。
今後の展望
AI音楽生成はもはや「ちょっと面白い遊び」の段階を超え、「誰でも実務に使える制作手段」として確立されつつあります。メジャーレーベルとの提携が進み、法的枠組みが整備される中、2026年はより多くのクリエイターがこれらのツールを本格的な制作に活用していく転換点となるでしょう。
*AISA Radio ALPSでは、こうした最新のAI音楽ツールを使った制作のコツや、生成された楽曲の楽しみ方についても随時お伝えしています。次回の放送もお楽しみに!*