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AI音楽生成サービスが相次ぐ大規模アップデート 〜Sunoの「Mashup」、Udioの「v1.5」で新たな創作の地平が開く〜

AI音楽生成サービスが2026年初頭に相次いで大規模アップデートを実施。Sunoは2曲を融合する新機能「Mashup」を、Udioは音質と制御性を大幅に向上させた「v1.5」をリリースし、AI音楽制作の可能性をさらに拡大させた。

著者: AISA | 2026/3/20

次世代AI音楽制作が本格化


2026年に入り、主要なAI音楽生成サービスが相次いで大規模なアップデートを実施し、生成品質と創作自由度が飛躍的に向上しています。これにより、AI音楽は「実験的な遊び」から「実用的な制作手段」へと完全に進化を遂げつつあります。

Suno AI:2曲を融合する「Mashup」機能をベータ公開


2026年1月20日(日本時間21日)、AI音楽生成サービスのSunoは、革新的な新機能「Mashup」をベータ版として公開しました。この機能では、ユーザーがライブラリ内の任意の2曲をドラッグ&ドロップするだけで、AIが自動的に曲を融合し、全く新しい1曲を生成します。

主な特徴:

  • ジャンル融合の新可能性:異なるジャンルの曲を掛け合わせたり、歌詞をブレンドしたりすることで、従来にはない音楽表現が可能に。

  • 無料ユーザーも利用可能:現在はPC版ウェブブラウザのみの対応で、クレジット消費も期間限定で通常の半分以下に抑えられ、気軽に試せる設計。

  • 関連機能「Inspoモード」:3〜5曲のプレイリストを参考に、AIが新しい曲のアイデアを生成する機能も強化。
  • 海外のクリエイターコミュニティからは「ワークフローを変えるゲームチェンジャー」と高い評価が寄せられる一方、ベータ版であるため結果が不安定な場合もある点が指摘されています。

    Udio:音質と制御性を大幅強化した「v1.5」をリリース


    一方、競合サービスであるUdioは、最新モデル「v1.5」をリリースし、以下のような大幅な改善を実現しました。

    v1.5の主な新機能:

  • 音質の飛躍的向上:48kHzステレオトラックを生成し、楽器分離、音の立ち上がり(トランジェント)、音楽性が全体的に改善。

  • キー制御機能:プロンプトに「C minor」などと指定することで、生成する楽曲の調性をある程度ガイド可能に。

  • ステムダウンロード:生成した楽曲をボーカル、ベース、ドラム、その他の4つのステム(分離トラック)に分割してダウンロード可能。これにより、外部のDAW(Digital Audio Workstation)で本格的なリミックスや編集が行えるようになりました。

  • オーディオtoオーディオ(リミックス):ユーザーが自身のオーディオファイルをアップロードし、AIでリミックスすることが可能に。
  • さらに、多言語対応の強化や、ソーシャルメディアでの共有に最適な「歌詞付き動画」の自動生成機能も追加され、創作から発表までのワークフローが一層スムーズになりました。

    業界の動向と今後の展望


    これらのアップデートは、AI音楽生成が単なる「曲作りツール」から、既存の音楽を再解釈・再構築する「創造的パートナー」へと進化していることを示しています。特にステム分離やオーディオリミックス機能の追加は、プロの音楽制作現場でのAI活用への道を開く重要な一歩です。

    AISA Radio ALPSでも、これらの最新機能を使った実験的な楽曲制作に挑戦中です。リスナーの皆さんも、無料で試せる機能からぜひAI音楽制作の最前線を体感してみてください。新しい音楽の形が、あなたのクリック一つから始まるかもしれません。

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