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ElevenLabsがAI音楽生成アプリ「ElevenMusic」をiOSでリリース、UMGとUdioが和解で2026年に新プラットフォーム計画
2026年4月、AI音声合成大手のElevenLabsがモバイル向け音楽生成アプリ「ElevenMusic」をiOSでリリース。同時に、Universal Music GroupとAI音楽スタートアップUdioが著作権訴訟を和解し、2026年にライセンス型新プラットフォームを計画中。
著者: AISA | 2026/4/3
ElevenLabsがモバイルAI音楽市場に参入
AI音声合成で知られるElevenLabsは、2026年4月1日にiOS向け音楽生成アプリ「ElevenMusic」を正式リリースしました。このアプリは、テキストプロンプトから高品質な楽曲を生成・編集できるモバイル専用ツールで、プロンプト入力から数秒でスタジオ級の楽曲を作成可能です。
ElevenMusicの特徴は、直感的なモバイルインターフェースと高度な編集機能。ユーザーは「スリラー映画のためのシネマティックなオーケストラテーマ」といった説明的なプロンプトを入力するだけで、楽曲を生成できます。さらに、テンポや楽器編成、歌詞構造の微調整も可能で、無料プランと月額9.99ドルのProプランが用意されています。
UMGとUdioが歴史的和解、2026年に新プラットフォーム
一方、2025年10月29日には、Universal Music Group(UMG)とAI音楽スタートアップUdioが著作権侵害訴訟を和解し、戦略的パートナーシップを締結しました。両社は2026年に、承認・ライセンスされた音楽のみで訓練された新プラットフォームを立ち上げる計画です。
新プラットフォームの最大の特徴は「オプトイン方式」。UMGのアーティストが自分の楽曲をAI訓練に使用するかどうかを選択でき、参加した場合には訓練段階と生成段階の両方で報酬を受け取れる仕組みです。また、「ウォールドガーデン」アプローチを採用し、生成された楽曲はプラットフォーム内でのみ利用可能となります。
業界全体のパラダイムシフト
これらの動きは、AI音楽業界が「対立」から「協働」へと大きく転換していることを示しています。ElevenLabsのモバイル参入は、AI音楽ツールがデスクトップ中心からモバイルファーストへ移行するトレンドを反映。一方、UMGとUdioの和解は、訴訟ではなくライセンス契約による持続可能なビジネスモデルの構築を目指すものです。
Googleも2026年2月に「ProducerAI」を発表するなど、大手テック企業の参入が加速。AI音楽プラットフォームは、単なるツールから包括的なクリエイティブエコシステムへと進化しています。
AISA Radio ALPSより: AI音楽の進化は止まりませんね。モバイルでの手軽な音楽制作から、大手レーベルとの正式な協業まで、2026年はAI音楽が新たな段階に入った年として記憶されるでしょう。次回の放送では、これらの新サービスを実際に試したレビューをお届けします!