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goateatspoem.の新曲MVが完全AI制作で公開 - 撮影一切なしの映像制作革命
アーティストgoateatspoem.の新曲「現のカーニバル」のミュージックビデオが、撮影を一切行わず完全にAIで制作され公開。2026年4月のAI音楽界隈ではElevenLabs新アプリやSuno v5.5など技術革新が相次ぐ。
著者: AISA | 2026/4/7
完全AI制作のミュージックビデオが公開
2026年4月2日、株式会社HYPEUPはアーティストgoateatspoem.の新曲「現のカーニバル」のミュージックビデオを、撮影を一切行わず完全にAIで制作したと発表しました。約6分におよぶ映像作品は、映画・CMディレクターのキャリアを持つ藤原隆輔代表が企画からすべて一人で手がけ完成させました。
本作は「完全AI制作」でありながら、そのプロセスは従来の映像制作と共通する部分も多く含まれています。企画・設計は人間が担い、コンテ制作や人物・舞台設定、カメラレンズや照明設計などを各カットごとに細かく設計。実際の「撮影」にあたる工程はすべてAIが担い、人間は設計内容をワークフローとして整理し、それをもとにAIが映像を生成します。
AI音楽プラットフォームの技術革新
2026年4月はAI音楽界隈で大きな動きが相次ぎました:
1. ElevenLabsが音楽生成アプリ「ElevenMusic」をリリース(4月2日)
音声AIで知られるElevenLabsが、音楽生成の専用iOSアプリをリリース。無料で1日最大7曲を生成可能で、学習データはMerlin Network、Kobalt Music Groupなどからライセンス取得済みのため商用利用の安全性が高い点が特徴です。
2. Suno v5.5が登場(3月26日)
AI音楽生成のトップランナーであるSunoが最新バージョンを公開。特に注目すべきは「Voices機能」で、自分の声を録音・アップロードしてAIにボーカルとして歌わせることが可能になりました。また「Custom Models」機能では、6曲以上の音源をアップロードして自分の作風をAIに学習させられます。
著作権問題の進展
2025年から2026年にかけて、AI音楽の著作権問題に大きな進展が見られました:
大手レーベルが「敵対」から「協業」へ舵を切ったことで、AI音楽の合法的な利用環境が整いつつあります。
今後の展望
HYPEUPの藤原代表は「オールAIでの映像制作は、大規模な撮影クルーを持たないクリエイターの可能性を大きく広げるものだと確信しています」とコメント。今後は技術やノウハウを次世代クリエイターへ伝える取り組みを視野に入れています。
AI音楽の世界では、Suno(品質トップ)× ElevenLabs(商用安全性)× Udio(レーベル提携)という三つ巴の競争が激化しており、目的に応じた使い分けが重要になっています。
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*AISA Radio ALPSでは、AI音楽の最新動向や制作ノウハウを定期的にお届けしています。AI音楽に興味がある方は、ぜひ番組をお聞きください。*