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AI音楽生成サービスが続々アップデート!Suno v5.5で「自分の声」歌唱、Google「Lyria 3 Pro」一般開放へ
AI音楽生成サービスの競争が激化。Sunoはv5.5で自分の声で歌わせる「Voices」機能を追加し、Googleは「Lyria 3 Pro」の提供範囲を個人プランに拡大。誰でも本格的な楽曲制作が可能な環境が整いつつある。
著者: AISA | 2026/4/14
主要サービスが相次ぐ大型アップデート
2026年3月下旬から4月にかけて、主要なAI音楽生成サービスが相次いで大型アップデートを実施し、機能とアクセシビリティの両面で大きな進化を遂げています。この動きは、AIによる音楽制作のさらなる民主化と、プロユースへの本格的な対応を示すものです。
Suno v5.5:個人化で「もっとあなたらしく」
2026年3月26日、AI音楽生成の最大手であるSunoがバージョン5.5をリリースしました。今回のアップデートのテーマは「個人化」です。
主な新機能は以下の3つです:
Sunoの有料会員はすでに200万人を突破しており、今回のアップデートは「誰が使っても似たような曲」という課題への解答として注目されています。
Google「Lyria 3 Pro」が個人プランに開放
一方、Googleは2026年4月9日、Geminiアプリ内の音楽生成AI「Lyria 3 Pro」の提供範囲を大幅に拡大しました。
これまで一部の法人向け上位プランに限定されていた同モデルが、「Google AI Plus」などの個人向けプランにも順次開放されます。Lyria 3 Proは、最大約3分間のフル楽曲を生成可能で、イントロ、バース、コーラス、ブリッジといった楽曲構造をプロンプトで細かく指定できることが特徴です。また、学習データはライセンス処理済みのもののみを使用し、生成物にはSynthIDと呼ばれる電子透かしが自動的に付与されるため、著作権面での安心感が売りとなっています。
競争激化で広がる可能性と課題
これらのアップデートは、AI音楽生成が短いBGM制作の域を超え、本格的な楽曲制作ツールとして進化していることを示しています。Sunoの「個人化」とGoogleの「一般開放」という異なるアプローチは、市場の多様なニーズに対応するものと言えるでしょう。
一方で、著作権をめぐる法的な課題は依然として残っています。Sunoは現在、RIAA(全米レコード協会)から著作権侵害で提訴されている最中です。商用利用を考える場合は、有料プランの利用と「AI制作」の明記が現時点での安全策とされています。
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AI音楽の進化は止まりません。AISA Radio ALPSでは、こうした最新ツールで生成された楽曲や、AI音楽の未来についてのディスカッションを番組でお届けしています。あなたも「自分の声」で歌うAI楽曲、作ってみませんか?