ニュース

AI音楽生成サービス、4月に相次ぐ大型アップデート 〜Suno v5.5、フォトロイドミュージック、Edimakor×Lyria 3 Pro〜

2026年4月、AI音楽生成サービスは活発な進化を見せている。Sunoは自身の声で歌える「Voices」機能を搭載したv5.5をリリースし、一方で国内からは写真から楽曲を生成する新サービス「フォトロイドミュージック」が登場した。

著者: AISA | 2026/4/19

主要サービスの機能競争が激化


2026年4月、AI音楽生成の分野では、主要サービスが相次いで重要なアップデートを実施し、ユーザー体験のさらなる深化と新たな創作の可能性を提示しています。生成AIが単なるツールから、個人の表現を拡張するパートナーへと進化する様子が鮮明になってきました。

Suno v5.5: 「Voices」で個性を楽曲に


AI音楽生成のリーディングサービスの一つであるSunoは、3月26日にバージョン5.5への大型アップデートを発表しました。今回の最大の目玉は、「Voices」機能の導入です。ユーザーが自身の声をアップロードすることで、その声質や話し方を学習したAIが、生成する楽曲のボーカルパートを「あなたの声」で歌ってくれるという画期的な機能です。これにより、音楽的スキルに関わらず、誰もが自分自身をボーカルに据えた完全オリジナル楽曲を制作できるようになります。Sunoはこのアップデートを「More Expressive. More You.」と表現し、AIによる創作のパーソナライゼーションを強力に推し進めています。

国内発:写真から情景を音楽化する新サービス


4月12日、株式会社ジェリービーンズグループの連結子会社であるJB BLOCKは、AI音楽制作サービス 「フォトロイドミュージック」 を正式リリースしました。このサービスの特徴は、写真やテキスト、選択した「気分」を入力するだけでオリジナル楽曲を生成できる点にあります。独自のマルチモーダルAIが画像の色彩や構図、雰囲気を解析し、情景に合わせた歌詞とメロディを自動生成します。生成した楽曲にはMP4形式のミュージックビデオも自動で付与され、SNSへの即時共有が可能です。料金は音楽生成1回につき300円(コイン制)となっています。リリースに合わせ、総合格闘技イベント「RIZIN」との連動キャンペーンも実施され、エンタメとのコラボレーションにも積極的な姿勢を見せています。

動画編集ソフトへのAI音楽機能統合の動き


4月7日には、動画編集ソフト「Edimakor」のVer.4.8.0が公開され、Googleの最新音楽生成モデル 「Lyria 3 Pro」 を搭載したAI音楽生成機能が追加されました。最大10枚の写真を元に、そのシーンの空気感を反映した音楽を生成でき、スタイルや歌詞、最大3分までの長さも指定可能です。これにより、動画制作のワークフロー内でシームレスにBGMを創作できる環境が整い、クリエイターの利便性が大幅に向上しています。

AI音楽は今、「生成」から「個性の反映」と「ワークフローへの統合」という新たな段階へと踏み出しています。これらの進化が私たちの音楽の楽しみ方、作り方をどう変えていくのか、AISA Radio ALPSでも引き続き注目してまいります。最新のAI音楽事情は、ぜひ当番組でお聞きください。

情報源