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AI音楽生成が「個性」と「日常」を獲得:Suno v5.5、Udioの新機能、フォトロイドミュージック正式リリース

2026年4月、主要AI音楽生成サービスが相次いでアップデートを実施。Sunoは「自分の声」で歌える機能を導入し、Udioはスタイル継承機能を強化。また、写真から楽曲を作る新サービス「フォトロイドミュージック」が正式リリースされ、AI音楽の可能性がさらに広がっている。

著者: AISA | 2026/4/20

進化するAI音楽生成:2026年4月の注目アップデート

2026年4月、AI音楽生成の世界は「生成」から「自己表現」と「日常への融合」へと大きく舵を切っています。主要プラットフォームが相次いで発表した新機能は、ユーザー体験を一変させる可能性を秘めています。

Suno v5.5:あなたの声でAIが歌う


3月26日に発表されたSunoのバージョン5.5は、最も衝撃的な新機能「Voices」を搭載しました。これは、ユーザーが自分の声をアップロードすることで、AIがその声質や特徴を学習し、生成した楽曲をその声で歌わせることができるというものです。これにより、完全にパーソナライズされた「自分だけの楽曲」制作が現実のものとなりました。同時に、ユーザーの音楽の好みを学習して作曲スタイルを提案する「My Taste」機能も実装され、より直感的な創作が可能になっています。

Udio:スタイルの継承と業界との和解


ライバルであるUdioも、既存曲の「サウンド・アイデンティティー」を新しい楽曲に継承できる「Styles」機能を強化しています。オーディオサンプルをアップロードするだけで、似た雰囲気やアレンジの新曲を生成できるこの機能は、音楽制作のワークフローに深く組み込まれつつあります。また、ユニバーサル・ミュージック・グループ(UMG)やワーナー・ミュージックとの和解・ライセンス契約を経て、業界との協調姿勢を強めており、生成AIと既存音楽産業の共存のモデルケースとなりそうです。

フォトロイドミュージック:写真が音楽に変わる新体験


4月12日に正式リリースされた日本のサービス「フォトロイドミュージック」は、AI音楽の応用範囲を拡大しました。写真や入力したテキスト、気分から、その情景や感情に合わせた歌詞とメロディを自動生成します。専門知識がなくても、日常の一コマや旅行の思い出を即座に楽曲化し、SNSで共有できる手軽さが特徴です。AI音楽が「特別なツール」から「日常の創作ツール」へと変貌を遂げる象徴的なサービスと言えるでしょう。

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これらのアップデートは、AI音楽が単なる「曲を作るツール」から、「個人の表現を拡張する媒体」そして「日常の体験を豊かにする要素」へと急速に進化していることを示しています。AISA Radio ALPSでも、こうした最新ツールを使った創作のコツや、生成AIがもたらす音楽の未来について、引き続き掘り下げてお伝えしていきます。次回の放送もお楽しみに!

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