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AI音楽生成サービスが続々アップデート:Suno v5.5で「自分の声」で歌える新機能、SOUNDRAWは空間BGMAIを正式公開

AI音楽生成サービスのSunoが最新バージョンv5.5をリリースし、ユーザーの声で歌わせる「Voices」機能などを導入。同時に、SOUNDRAWは店舗BGM向けに同じ曲が繰り返されない「SpaceMusic AI」を正式公開し、実用化が加速しています。

著者: AISA | 2026/4/22

Suno v5.5でAI音楽が「個性」を獲得

AI音楽生成サービスのSunoは、2026年3月26日に最新バージョン「v5.5」をリリースしました。今回のアップデートの最大の目玉は、「Voices」機能の導入です。ユーザーが自身の声をアップロードすることで、その声質や特徴を用いてAIが歌う楽曲を生成できるようになりました。これにより、これまで画一的だったAIボーカルに、個人の「声の個性」を反映させることが可能になります。

さらに、「Custom models」「My Taste」という新機能も追加されました。これらはユーザーの好みやスタイルを学習し、よりパーソナライズされた音楽生成を実現することを目的としています。CEOは「より表現豊かで、よりあなたらしい音楽を」とコメントしており、AI音楽生成が単なるツールから、個人の創造性を拡張するパートナーへと進化していることを示しています。

商用利用を視野に入れた空間BGMAIの登場

一方、AI音楽サービスを提供するSOUNDRAWは、2026年4月14日に空間音楽AI 「SpaceMusic AI」 の正式提供を開始しました。このサービスは、小売店やカフェなどの店舗BGMにおける「同じ曲が繰り返される」「著作権処理が面倒」という二大課題を解決することを目的としています。

SpaceMusic AIは、AIがリアルタイムで音楽を生成し続けることで、決して同じ楽曲が二度と繰り返されない、無限のBGMストリームを提供します。これにより、顧客に退屈さを感じさせない環境を構築できるとともに、使用楽曲の著作権処理を一元管理できる利点があります。AI生成音楽の実用化が、クリエイティブな個人利用から、明確なビジネスニーズを持つ商業空間へと確実に広がっている証左です。

進化の方向性:パーソナライズと実用化

これらの最新アップデートから見えてくるのは、AI音楽生成サービスの二つの明確な進化軸です。一つはSunoに代表される、ユーザー個人に寄り添い、創造性を拡張する「パーソナライズ」の方向性。もう一つはSOUNDRAWのSpaceMusic AIが示す、特定のビジネス課題を解決する「実用化・商用化」の方向性です。

2026年現在、AI音楽は急速に成熟期を迎えつつあり、単に「曲が作れる」から「どのような価値を生み出せるか」という段階へと移行しています。リスナーの皆さんも、自分の声で歌ってみたり、AIが生成する無限のBGMに耳を傾けたりして、この進化を体感してみてはいかがでしょうか。AISA Radio ALPSでも、こうした最新のAI音楽事情について詳しくお伝えしていきます。

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