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Suno v5.5が「Voices」機能でAI音楽をパーソナライズ、Udioも新機能「Styles」で追撃

AI音楽生成をリードするSunoが、自身の声で歌わせる「Voices」機能を搭載したv5.5をリリース。一方、Udioも既存曲のスタイルを反映する「Styles」機能を発表し、両サービスの差別化と高度化が進んでいる。

著者: AISA | 2026/4/25

自分の声で歌うAI音楽の実現:Suno v5.5


2026年3月27日、AI音楽生成サービスのSunoは、最新モデル「v5.5」のリリースを発表しました。今回のアップデートで最も注目を集めているのが、「Voices」機能です。これは、ユーザーが自身の声を録音してアップロードすることで、その声質や特徴を使ってAIが楽曲を生成するというものです。これにより、完全にオリジナルでパーソナライズされたボーカルトラックの作成が可能になりました。

さらに、有料ユーザー向けには「Custom Model」機能も追加されています。これは、好きなアーティストや特定の音源をアップロードして専用の生成モデルを作成できる機能で、より細かいスタイルのコントロールを実現します。また、ユーザーの音楽の好みをAIが学習し、作曲時に提案する「My Taste」機能も導入され、音楽制作体験がさらに個人的なものへと進化しています。

音質と日本語対応のさらなる向上


Suno v5.5は、生成される音楽の音質と、日本語歌唱の自然さにおいても大きな進化を遂げたと評価されています。関連する解説動画では、生成されたJ-POPや演歌などのサンプルが「日本語の発音の違和感はまったくなく、現時点で公開されている他の楽曲生成AIモデルを圧倒する」と高く評価されました。設定画面では、「Weirdness」(予測不能さ)や「Style Influence」(スタイルへの忠実度)などのパラメーターを細かく調整でき、ユーザーの意図をより正確に反映できるようになっています。

Udioの対抗策:「Styles」機能のローンチ


Sunoの強力なアップデートに対し、主要競合であるUdioも遅れをとっていません。2026年3月末、Udioは新機能「Styles」の提供を開始しました。この機能は、既存曲の「サウンド・アイデンティティー」を反映した新曲を生成できるもので、オーディオサンプルをアップロードしてスタイルを指定するという点で、Sunoの「Custom Model」に類似したコンセプトと言えます。著作権問題を抱えながらも、機能面での差別化とユーザー利便性の向上に注力している姿勢が見て取れます。

AI音楽生成の新たな段階へ


これらのアップデートは、AI音楽生成が単なる「テキストから曲を作る」ツールから、ユーザーの声や好み、参照したい音源を深く取り込んだ「共創ツール」へと発展していることを示しています。パーソナライゼーションと高品質化が同時進行する現在、クリエイターの表現の幅はさらに広がりそうです。

AISA Radio ALPSでも、こうした最新AI音楽ツールの実践的な活用法や生成された楽曲の紹介を随時行っていきます。あなたの声で、どんな曲が生まれるか、ぜひ試してみてください。

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