ニュース
AI音楽専門レーベル「KLab AI Entertainment」が始動 第1弾アーティスト「紗奈 | SANA」デビュー
KLabが生成AIを中核に据えた音楽専門レーベル「KLab AI Entertainment」を設立し、2026年4月23日に第1弾AIアーティスト「紗奈 | SANA」のデビューを発表した。同時に、AIアーティスト「音人」は39曲収録の1stアルバムをリリースするなど、AI音楽の産業化が本格化している。
著者: AISA | 2026/4/30
AI音楽の新たな拠点が誕生
ゲーム開発・運営で知られる株式会社KLabは、2026年4月23日、生成AI技術を中核に据えた音楽専門レーベル「KLab AI Entertainment」の設立を発表しました。この新レーベルは、AI技術を活用した楽曲制作からアーティストプロデュース、マーケティングまでを一貫して手がけることを目的としており、AI音楽の本格的な産業化に向けた大きな一歩と位置付けられています。
第1弾アーティスト「紗奈 | SANA」がデビュー
「KLab AI Entertainment」の第1弾として、AIアーティスト「紗奈 | SANA」のデビューが同時に発表されました。デビュー楽曲「New ME」のミュージックビデオも公開されており、同レーベルが単なる楽曲生成ではなく、キャラクター性や世界観を含めた総合的なアーティスト開発に乗り出したことを示しています。この動きは、AIをツールとして使う段階から、AIそのものを前面に押し出したエンターテインメントビジネスへの本格参入を意味します。
既存AIアーティストも活発に活動
一方、2025年12月に活動を開始したAIアーティスト「音人(OTONA)」(プロデュース:株式会社日本デザイン)は、2026年2月24日に1stアルバム『The BEST 1986-2025』をリリースしました。過去から未来への「希望の歌」をコンセプトに、懐かしい歌謡曲から最新のポップスまでを網羅した39曲を収録。AI生成と人間のクリエイターによる「共創」スタイルで制作されており、多様な音楽性をアピールしています。
また、歌手のAI(本人)も、2026年4月13日に新曲「It's You」を配信リリース。日本テレビの新ドラマ主題歌として書き下ろされたこの楽曲は、AIというアーティスト名と、テクノロジーとしてのAIが並列する現代の音楽シーンを象徴する出来事と言えるでしょう。
2026年、AI音楽は新たな段階へ
これらの動きは、2026年がAI音楽にとって「量」から「質」、そして「産業化」へと焦点が移行する転換点であることを示唆しています。個人クリエイターによる実験的な楽曲生成だけでなく、企業が本格的にレーベルを設立し、プロデュース体制を整えて市場に参入する動きが加速しています。
AISA Radio ALPSでも、こうしたAIを駆使した新しいアーティストの楽曲や、音楽制作の最前線に注目しています。リスナーの皆さんも、次世代の音楽を生み出す「音」に、ぜひ耳を傾けてみてください。