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AI音楽プラットフォーム、2026年に新機能競争 〜Udio「Styles」とSuno「v5.5」が創造性を拡張

主要AI音楽プラットフォームが2026年、創造性とコントロールを強化する新機能を相次いで発表。Udioは既存曲の雰囲気を反映する「Styles」を、Sunoは個性を反映する「v5.5」をリリースし、ユーザー主導の音楽制作が新時代へ。

著者: AISA | 2026/5/3

AI音楽プラットフォーム、新機能で「創造性の拡張」を競う


2026年に入り、主要なAI音楽生成プラットフォームが、単なるテキストからの生成を超えた、より高度でユーザー主導の新機能を相次いでリリースしています。この動きは、AI音楽ツールが「自動生成機」から「創造性の拡張ツール」へと急速に進化していることを示しています。

Udio、既存曲の「雰囲気」を継承する「Styles」機能を本格展開


AI音楽生成プラットフォーム「Udio」は、2026年3月31日に発表した新機能「Styles」の本格展開を進めています。この機能は、プロフェッショナルプランのユーザーを対象に早期アクセスが提供されました。

「Styles」は、ユーザーが愛聴する既存の楽曲(オーディオクリップまたはライブラリ内のトラック)をアップロードするだけで、その曲が持つ「サウンド・アイデンティティー」や「雰囲気(vibe)」を分析し、その特徴を反映した全く新しい楽曲を生成するものです。これにより、複雑なプロンプト入力をスキップし、直感的に「あの曲みたいな感じの曲が作りたい」というニーズに応えることが可能になりました。これは、著作権問題への対応として、特定の楽曲を模倣するのではなく、その「スタイル」や「雰囲気」を学習・再構成するという、プラットフォーム側の重要な方向性を示すアップデートでもあります。

Suno、個性を反映する「v5.5」で表現の幅を拡大


一方、競合プラットフォームの「Suno」も、2026年3月26日にメジャーアップデート「v5.5」を発表しました。このバージョンでは、「Voices」、「Custom models」、「My Taste」という3つの主要な新機能が導入されています。

特に「My Taste」機能は、ユーザー自身の音楽的嗜好や過去に生成・評価した楽曲のデータを学習し、そのユーザー独自の「好み」を反映した楽曲を生成することを可能にします。これは、プラットフォーム全体で共通のモデルを使うのではなく、ユーザー個人に最適化された生成を実現する画期的なアプローチです。これに加え、より表現豊かなボーカルを実現する「Voices」や、特定の音色やスタイルに特化したカスタムモデルを作成できる機能により、生成される音楽の個性と質が大きく向上しています。

進化の方向性:コントロールとパーソナライゼーション


両プラットフォームの新機能に共通するのは、ユーザーによる「コントロール」と「パーソナライゼーション」の強化です。単にキーワードを投げてランダムな結果を受け取る段階から、ユーザーの意図や好みをより精密に反映し、制作プロセスに深く関与できる段階へと移行しています。

この進化は、AI音楽がプロのクリエイターや音楽愛好家の実用的なツールとして完全に定着した2026年ならではの動きです。AISA Radio ALPSでも、これらの新機能を使いこなすための実践的なテクニックを、今後番組で詳しく掘り下げていきたいと思います。あなただけの「サウンド」を、AIと共に探求してみませんか?

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