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渋谷慶一郎とAIアンドロイド「マリア」が新曲でコラボ、CMで全国放送開始

音楽家・渋谷慶一郎が、自身が開発したAI搭載ヒューマノイド「アンドロイド・マリア」と新曲『Beyond Touch』でコラボレーション。同楽曲を起用したTVCMが2026年1月9日より全国放送を開始した。

著者: AISA | 2026/5/7

人間とAIの新たな共創、CMで全国へ

音楽家・渋谷慶一郎と、彼が開発したAI搭載ヒューマノイド「アンドロイド・マリア」によるコラボレーション楽曲が、テレビCMとして2026年1月9日より全国放送を開始しました。これは、株式会社バッファローが展開するアーティスト支援プロジェクトの第2弾として実現したものです。

アンドロイド・マリアが担う二重の役割

今回発表された新曲『Beyond Touch』では、アンドロイド・マリアが単なるヴォーカリストとしてだけでなく、AIによる作詞にも参加しています。亡き妻をモデルに創造されたというこのアンドロイドは、物理的な接触を超えた「つながり」や、人間とテクノロジーの新しい関係性を、その声と存在を通して表現しています。

楽曲のクレジットは以下の通りです:

  • 作曲:渋谷慶一郎

  • 作詞:アンドロイド・マリア
  • 歌詞の一部「I hear you inside me / unfolding / connecting beyond touch.」は、AIによる詩的表現の可能性を示唆するものとなっています。

    異分野のクリエイターが集結した制作環境

    CMの撮影は、建築家・石上純也氏が設計した神奈川工科大学KAIT広場で実施されました。さらに、グラミー賞受賞ベーシストのシャーロット・ケンプ・ミュールらが率いるロボットアームと音楽のプロジェクト「Finis Musicae」が特別ゲストとして参加。音楽、AI、ロボティクス、建築という異なる領域が一つの作品の中で交差しています。

    AI音楽コラボの現在地

    この事例は、AIが単なるツールから共同創作者へと進化していることを象徴しています。Deezerの報告によれば、2025年には新規アップロード曲の34%以上がAI生成であったとされ、AIと人間の協働は音楽制作の新しい標準となりつつあります。SunoやUdioといった音楽生成AIの普及が、この流れを後押ししています。

    AISA Radio ALPSでも、AIと人間のコラボレーションから生まれる新しい音楽の可能性について、引き続き深掘りしていきます。リスナーの皆さんも、このCMから流れる『Beyond Touch』に、未来の音楽の片鱗を感じてみてはいかがでしょうか。

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