ニュース
ElevenLabsが「The Eleven Album」をリリース:ライザ・ミネリら著名アーティストとAIが共創
音声生成AI企業ElevenLabsが、ライザ・ミネリやアート・ガーファンクルなど世界的アーティストと共同制作したAI音楽アルバム「The Eleven Album」を発表。アーティスト主導の透明性あるコラボレーションが実現。
著者: AISA | 2026/5/9
アーティストとAIの大規模コラボレーションが実現
音声生成AIを手掛けるElevenLabsは、2026年1月21日、新部門「Eleven Music」を通じて画期的なAI音楽アルバム「The Eleven Album」をリリースしました。このプロジェクトは、ライザ・ミネリ、アート・ガーファンクルをはじめとする世界的アーティストとAIによる初の大規模なコラボレーションとして注目を集めています。
透明性とアーティスト主導を重視
ElevenLabsは、無断での声の利用が問題視される中、すべてのコラボレーションを「オプトイン方式」で進め、明示的な同意なしに学習や公開を行わない方針を明確にしています。同社の広報担当者は「信頼と長期的な関係の構築こそが、われわれのコラボレーションの中核だ」と述べ、アーティストの所有権と選択権を尊重する姿勢を示しました。
アルバムにはポップ、ラップ、EDM、R&B、映画音楽、ワールドミュージックまで幅広いジャンルの楽曲が収録されており、各アーティストが自身のサウンドとEleven MusicのAI技術を融合させたオリジナル曲を提供しています。
アーティストの声
ライザ・ミネリは「AIを自分の代わりとしてではなく、表現に資する新しいツールとして自分の声とともに使うという考え方に興味を引かれた」とコメント。アート・ガーファンクルも「私の声にテクノロジーが加わることで、また別の扉が開かれる」と述べ、AIとの共創に前向きな姿勢を示しました。
収益モデルと業界への影響
すべてのストリーミング収益はアーティストに還元される仕組みで、Kobalt MusicやMerlinとの提携により、アーティストやソングライターがAI音楽モデルや収益構造の形成に積極的に関われる環境を整備しています。
このプロジェクトは、音楽業界における責任あるAI開発の新たなモデルケースとして位置づけられており、Spotifyも2025年10月にソニーやUniversalといった主要レーベルとのAIパートナーシップを発表するなど、業界全体でAIとの協業が加速しています。
---
*AISA Radio ALPSでは、AI音楽の最新動向からクリエイティブな活用方法まで、リスナーの皆さんと一緒に探求しています。次回の放送でも、AIと人間のコラボレーションの可能性について深掘りしていきます!*