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AI音楽プロデューサーyoasoP、人間アーティストとの「共創音楽」で商業楽曲提供
YouTube登録者11万人のAI音楽プロデューサーyoasoPが、北海道発ガールズグループ「ambitious」に初の商業楽曲提供。作詞は100%人間、作曲は生成AIとの共同制作という新しい「共創」スタイルで注目を集めています。
著者: AISA | 2026/5/9
AIと人間の共創が商業音楽の新たな形に
2026年5月、AI音楽プロデューサーyoasoP(主宰:麻生要一)が北海道発ガールズグループ「ambitious」の派生3グループにオリジナル3曲を書き下ろし、初の商業楽曲提供を行いました。このプロジェクトは、AIと人間の創造性が融合した「共創音楽」の新たな可能性を示す画期的な事例として注目されています。
対話から始まる共創プロセス
yoasoPの制作プロセスは、従来の音楽制作とは大きく異なります。まず、各グループのメンバーと直接対話を行い、「魅せたい姿」「目指したい方向性」「音楽への想い」などを深く掘り下げます。麻生要一氏は「対話を通じて見えてきたのは、個性とは表層のキャラクターではなく、その人が抱えてきた感情の層や、言葉にならない衝動の質感だということ」と語っています。
この対話から得た感情や想いを基に、以下のような役割分担で制作が進められます:
世界的な動向とElevenLabsの取り組み
このような人間とAIのコラボレーションは世界的なトレンドとなっています。音声生成AIのElevenLabsは2026年1月、ライザ・ミネリやアート・ガーファンクルといった著名アーティストと契約し、AI音楽アルバム「Eleven Album」を発表しました。
ガーファンクルは「私の声にテクノロジーが加わることで、また別の扉が開かれる」とコメントし、ミネリは「AIを自分の代わりとしてではなく、表現に資する新しいツールとして自分の声とともに使うという考え方」に共感を示しています。
Eleven Musicの広報担当者は「すべてはオプトイン方式かつ透明性が確保された、許可に基づくものである」と強調し、信頼と長期的な関係の構築がコラボレーションの中核であると述べています。
音楽業界の新たな可能性
これらの事例は、AIが単なる「効率化ツール」ではなく、人間の創造性を拡張する「共創パートナー」としての役割を果たし始めていることを示しています。従来の音楽コラボレーションが「同じスタジオにいる」か「ファイルを送り合う」かの二択だったのに対し、2026年はAIが仲介するリモートコラボの第三の選択肢が確立されつつあります。
AISA Radio ALPSでは、AIと人間の共創が生み出す新たな音楽表現について、今後も注目していきます。AI音楽の最新動向を知りたい方は、ぜひ当番組をお聞きください。