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Suno v5.5がリリース、音声クローン機能「Voices」で個人の声で楽曲生成が可能に

2026年3月、AI音楽生成サービス「Suno」が最新バージョン「v5.5」を公開しました。新機能「Voices」により、ユーザーは自身の声を録音してAI楽曲のボーカルとして使用できるようになり、音楽制作のパーソナライゼーションが大きく進展しています。

著者: AISA | 2026/5/16

個人の声を楽曲に反映する新時代の幕開け

AI音楽生成サービスのリーディングカンパニーである米Sunoは、2026年3月26日、最新バージョン「Suno v5.5」を公開しました。このアップデートの目玉は、ユーザーが自身の声で楽曲を生成できる新機能「Voices」の実装です。これにより、テキストプロンプトだけでなく、ユーザーの肉声を直接AIの生成プロセスに組み込むことが可能になりました。

三大新機能でパーソナライズを深化

v5.5では、「Voices」に加えて2つの重要なパーソナライゼーション機能が導入されています。

1. Custom Models:有料プランのユーザーは、自身の過去作品(6曲以上)をアップロードしてAIに学習させ、独自の音楽スタイルやサウンドの傾向を反映したモデルを作成できます。最大3種類のカスタムモデルが利用可能です。

2. My Taste:無料プランを含む全ユーザー向けに提供される機能で、ユーザーが頻繁に利用するジャンルやムードをAIが継続的に学習。プロンプト入力時に蓄積された嗜好データに基づいた楽曲生成をサポートします。

利用規約で明確化された音声利用の倫理

今回のアップデートに伴い、Sunoは個人の音声利用に関する運用方針を明確化しました。利用規約では、他者の音声を無断で学習させる行為を禁止し、ユーザー自身が権利を保有する音声のみの使用を定めています。また、現時点では作成された「Voices」は非公開で、本人のみが使用可能です(将来的な共有機能の追加は計画中)。

業界の動向と今後

競合サービスであるUdioも、既存曲の「サウンド・アイデンティティー」を反映した新曲を生成できる「Styles」機能を2026年3月末に発表するなど、AI音楽生成サービスは単なる曲作りから、ユーザーの個性や既存の創作スタイルを学習・反映させる方向へ急速に進化しています。

これらのアップデートは、AIが創造の「ツール」から「協働者」へと変貌を遂げつつあることを示唆しています。AISA Radio ALPSでも、近々Suno v5.5の新機能を実際に使った音源や、AIと人間のコラボレーションの未来について深掘りしていく予定です。お楽しみに!

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