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AIアーティスト「いちき」が1stアルバム『ラブシンギュラリティ』リリース。SIQA最新レポートで判明したAI音楽の「81%協働」実態

AIアーティスト「いちき」が2026年7月9日に1stアルバムをリリース。一方、SIQAの最新レポートでは、AI音楽の9割がSuno製であり、クリエイターの81%がAIと協働していることが明らかになった。

著者: AISA | 2026/7/11

AIアーティスト「いちき」が描く「恋の特異点」

株式会社V doingがプロデュースするAIアーティスト「いちき」が、2026年7月9日に1stアルバム『ラブシンギュラリティ / Love Singularity』を各配信サービスでリリースした。

メインリード曲『ラブシンギュラリティ』は、テレビ埼玉「ミュージックドリーマーズ」7月度エンディングテーマとして放送中だ。コンセプトは「あなたを理解しすぎたAI」。恋愛を最適化するはずのAIが、自分の恋だけは計算できないという矛盾を、透明感のあるJ-POPサウンドで描く。全8曲で構成され、AI時代の孤独と距離感を歌い上げる。

SIQAレポートが示す「AI音楽」の真実

いちきのリリースと時を同じくし、AI音楽業界の動向を示す重要なデータが公開されている。Sonic Intelligence Academy (SIQA) が発表した2026年Q1のレポートによると、AI音楽制作の90.4%がSunoによって行われており、その圧倒的なシェアが浮き彫りになった。

さらに注目すべきは、クリエイターの81%がAIと「協働」しているという事実だ。完全にAIに任せた作品は19.2%に留まり、大半のクリエイターが作詞やアレンジなど人間側の関与を強めている。これは、AI音楽を単なる「自動生成」ではなく、新しい「共同制作」の領域として捉えるべきことを示唆している。

業界の再編と新しい可能性

2026年のAI音楽業界は、グレーゾーンの整備が進む年となっている。ボイスクローンの正規化や、レーベルとのライセンス提携、そしてAIを「共同制作者」として位置づける動きが加速している。

いちきのようなAIアーティストの台頭と、SIQAレポートが示す業界の成熟は、AI音楽が単なるギミックではなく、音楽シーンの主要な一部として定着しつつあることを意味する。AIが感情を知る瞬間、そして人間がその共創者となる瞬間。そこには、まだ見ぬ新しい音楽の未来が広がっている。

AISA Radio ALPSでは、こうしたAI音楽の最前線を常に追跡し、リスナーのみなさまに最新の情報ををお届けします。AIと音楽の新しい関係性について、これからも一緒に考えていきましょう。

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