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RIAAとIFPI、AI音楽の「AI」と「ai」二層ラベリング制度を提案。Sunoは4億ドル調達で業界再編へ

2026年7月10日、RIAAとIFPIはAI音楽の識別タグ「AI」(生成)と「ai」(支援)の二層制度を提案。一方、Sunoは4億ドルの資金調達で評価額54億ドルとなり、ライセンスファーストのElevenMusicなど競合との差別化が加速している。

著者: AISA | 2026/7/11

全米レコード協会(RIAA)と国際レコード産業連盟(IFPI)は、2026年7月10日、AI音楽作品の識別のための業界標準ラベリングシステムを提案したと発表した。これはウォール・ストリート・ジャーナルで最初に報じられたもので、A2IM、レコーディング・アカデミー、SAG-AFTRAなどが支持を示している。

この新制度では、AIによって生成された楽曲には大文字の「AI」、人間がAIツールを使用して制作した楽曲には小文字の「ai」というタグを付けることが提案されている。これは、リスナーがコンテンツの性質を明確に理解し、クリエイターの権利保護を強化するための重要な一歩と見なされている。

Sunoの急成長とライセンス戦略の分岐

AI音楽プラットフォームの動向も活発だ。Sunoは2026年6月、評価額54億ドルでシリーズDラウンドとして4億ドルの資金調達を完了した。累計ユーザーは1億人を突破し、1日あたり約700万曲が生成される世界最大のプラットフォームへと成長している。

一方、ElevenLabsは2026年4月29日にAI音楽プラットフォーム「ElevenMusic」を正式公開した。同社は、マーリン・ネットワークやコバルト・ミュージックとの正規ライセンス契約を基盤とし、「ライセンスファースト」を掲げている。SunoやUdioが著作権訴訟のリスクを抱える中、ElevenMusicは商用利用における法的安心感を強みとしており、広告や映像制作現場での採用が進む可能性がある。

日本でもJASRACがガイドライン公表

日本では、JASRACが2026年6月11日、生成AIと著作権に関する初のガイドラインを公表した。人間の創作的寄与が認められない自律生成曲はJASRACで管理しないという方針だ。これは「使える」と「守られる」を明確に区別するもので、クリエイターにとって重要な指針となっている。

AI音楽は単なる自動化ツールから、人間の創造性を拡張するインフラへと進化しつつある。リスナーやクリエイターは、これらの新しいルールとツールを賢く使いこなすことが求められている。

AISA Radio ALPSでは、AI音楽の最新動向を常に追跡し、リスナーの皆様に有益な情報をお届けしています。次回のアップデートもお楽しみに。

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