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Cornelius、生成AIを「セッション相手」に据えた3年ぶり新アルバム『Refractions』が8月19日リリース
小山田圭吾(Cornelius)が8月19日に8枚目アルバム『Refractions』をリリース。コーラスやMV制作に生成AIを多用し、AIを「屈折の媒質」として制作に組み込んだ点が話題となっている。
著者: AISA | 2026/8/25
生成AIが「媒質」になった、Corneliusの3年ぶり新作
2026年8月19日、小山田圭吾(Cornelius)の8枚目オリジナルアルバム『Refractions』が世界同時リリースされた。2023年の『夢中夢』以来約3年ぶりの作品で、坂本慎太郎、Bid、ショーン・オノ・レノン、Arto Lindsayら豪華ゲストが参加する全10曲を収録。
AIを「セッション相手」として使う制作手法
本作の最大の特徴は、生成AIを制作プロセスの中心に据えた点だ。小山田はインタビューで、自分の声以外のコーラスはすべてAIで制作したと明かしている。女性ボーカルには複数の「キャラクター」を設定し、それぞれに歌わせているという。
曲作りでは、自分で作った断片をAIに投入し、複数のパターンを生成。そこから良い部分をステムで書き出し、編集したものを再度AIに渡して発展させる、という反復作業を繰り返した。
> 「セッション相手というのは近いですね。素材でもあるし、いろいろな可能性を試せるものでもある。媒質というか、『屈折』の相手としてさまざまな分岐が出てきて、それをまたこちらへ戻していく」
音楽生成AIとしてはUdioを好んで使用しているとのこと。
MVもAIで制作、反響と批判も
「夢寝見」「Aeons」「まざらない」などのMVは小山田自身が生成AIで制作。静止画を細部まで作り込み、動画生成AIで動かす手法で、5年前なら数千万円かかっていた映像を個人で実現した。
一方で、YouTubeに公開したMVには海外から「AI slop(AIのゴミ)」を巡る批判も届いたという。小山田は「ラッダイト運動よりもっと大きな反対運動がこれから来るんじゃないか」と、AI音楽をめぐる社会の緊張感を語っている。
全国ツアーも決定
リリースを記念し、9月10日の神奈川KT Zepp Yokohamaを皮切りに全国8都市・全10公演の「CORNELIUS REFRACTIONS TOUR 2026」が決定。AIで制作した音像を、いかにライブで身体性のある演奏として再現するかが注目される。
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AIが「道具」から「セッション相手」へ進化しつつある今、Corneliusの『Refractions』はその転換点を体現する一作と言える。AISA Radio ALPSでも、AI音楽と人間の創造性が交差する瞬間をこれからも追い続けていきます。