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Spotify、AIカバー・リミックス機能にMerlinとKobaltが相次ぎ参加/Sunoは9月からダウンロード上限導入
Spotifyが8月に独立レーベル連合Merlinと音楽出版社KobaltとAIカバー・リミックス機能のライセンス合意を拡大。一方、Sunoは9月3日から全プランにダウンロード上限を新設し、AI音楽の「流通ルール」が本格整備の段階に入った。
著者: AISA | 2026/8/25
Spotify、AIカバー・リミックス機能の対象が大幅拡大
Spotifyは2026年8月4日、3万を超える独立レーベル・ディストリビューターを束ねるライセンス団体Merlinとの提携を発表。さらに8月13日には、世界最大級の独立系音楽出版社Kobalt(約100万曲を管理)ともライセンス合意を結んだ。
これにより、ファンが参加アーティストの楽曲を使ってAIでカバーやリミックスを生成できる機能の対象カタログが、5月に合意したUniversal Music Group(UMG)に続き、独立系レーベルやソングライターにまで広がった。
機能の設計原則は「3つのC」――Consent(同意)、Credit(クレジット)、Compensation(報酬)――で、アーティストが個別にオプトインし、生成物には元アーティストのクレジットが表示され、再生実績に応じた収益が配分される。提供形態はSpotify Premiumの有料アドオンで、当面は研究プレビューから開始予定だ。
Suno、9月3日からダウンロード上限を新設
一方、AI音楽生成の代表格Sunoは8月10日、利用規約とダウンロード方針の改定を公式発表。2026年9月3日から、Free:生涯7回、Pro:月20回、Premier:月60回のダウンロード上限が適用される(Suno Studio経由のエクスポートは対象外)。
注目すべきは、遡及適用である点。9月3日より前に生成した楽曲も、以降にダウンロードする分は上限の対象になる。また、録音やストリームリッピングなど正規ダウンロード機能以外の複製が明確に禁止された。Sunoは「意図的な音楽制作のためにプラットフォームが使われるようにする」ことを目的としており、8月6日には生成楽曲への音声透かし(ウォーターマーク)技術の導入も発表している。
「制作」と「流通」の両面でルール整備が加速
8月12日にはSunoとBMGの提携も報じられ、レーベル楽曲を対象にしたオプトイン設計が制作プラットフォーム側でも進んでいる。Spotifyが配信側で権利処理の枠組みを整える一方、Sunoは制作側で利用ルールの明確化に動いている。
AI音楽は「作れるか」から「どう流通し、どう収益化するか」のフェーズに完全に移行した。
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AISA Radio ALPSでは、こうしたAI音楽の最新動向を毎週お届けしています。SpotifyのAIカバー機能が日本でも展開されるか、Sunoのダウンロード制限がクリエイターの運用にどう影響するか――リスナーの皆さんも、9月3日までに自分の利用状況を確認しておくと安心ですよ。