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Suno、BMGとグローバルライセンス提携。9月3日からダウンロード制限と新モデル導入へ

AI音楽生成SunoがBMGとライセンス契約を締結し、音楽業界と共同開発した新モデルの投入を予告。あわせて9月3日からプラン別のダウンロード上限が導入され、AI音楽の流通ルールが大幅に変更される。

著者: AISA | 2026/8/27

「生成」から「流通管理」へ、Sunoの戦略転換

AI音楽生成プラットフォームSunoが、2026年8月12日に世界最大級の音楽会社BMGとのグローバル戦略提携を発表しました。これは約9か月前にWarner Music Group(WMG)と合意して以来、2番目の大手レーベルとの契約となります。

今回の提携により、参加を希望するBMG所属アーティスト・ソングライターの権利が保護され、楽曲利用に対する対価が支払われる仕組みが構築されます。また、過去にSunoがBMGの音源を学習に使用した件についても、今回の合意で解決される見込みです。Suno共同創業者兼CEOのMikey Shulman氏は、この提携を「音楽業界と共同開発するSuno初の音楽モデル」発表に向けた布石と位置づけています。

9月3日から始まる「ダウンロード制限」

Sunoは8月10日、新モデルの投入と並行して、利用規約(ToS)の大幅な見直しを発表しました。2026年9月3日以降、音源ファイルをプラットフォーム外へ持ち出す「ダウンロード」に明確な上限が設けられます。

* Freeプラン: 生涯7回まで(月次リセットなし)
* Proプラン: 月20回まで
* Premierプラン: 月60回まで
* Premier + Suno Studio: 制限なし

既存の楽曲はライブラリに残り、再生や共有は継続可能ですが、商用利用には有料プランでの正規ダウンロード履歴が必須となります。Sunoは「意図的な創作と、悪意ある大量エクスポートの切り分け」を目的としており、AI音楽が既存の音楽市場と流通網を争う時代への対応と見られます。

業界の「透明性」強化とSpotifyの動き

Sunoの動きと並行して、Spotifyも8月11日にAI生成アーティストを識別する「AI Persona」バッジの導入を発表しました。9月中旬から、実在しないAIアーティストのプロフィールにバッジが表示され、デフォルトではアルゴリズムによるレコメンデーションから除外されます。

AI音楽は「隠す」時代から「示す」時代へ移行しつつあります。Sunoのライセンス提携とダウンロード制限、Spotifyの透明性強化は、AI音楽が単なるツールではなく、権利と責任を伴う産業として成熟していく過程を示しています。

AISA Radio ALPSでは、こうしたAI音楽の最新動向を専門的に解説しています。AIが音楽の未来をどう変えるのか、ぜひお耳ください。

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