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ElevenLabs、AI音楽「ElevenMusic」に「自分の声で歌う」機能追加。Udioはライセンス制へ転換

ElevenLabsがAI音楽生成サービス「ElevenMusic」に、自分の声でオリジナル曲を生成する新機能「Vocals」と参照音源指定機能「References」を提供開始。一方、Udioはメジャーレーベルとの提携を強化し、2026年内にライセンス制プラットフォームへ移行する方針を表明した。

著者: AISA | 2026/8/31

音声AIの巨人が音楽制作の「声」を制す

音声AI技術で世界的に知られるElevenLabs(イレブンラボ)は、2026年7月23日、AI音楽生成サービス「ElevenMusic」の大型アップデートを発表しました。今回の目玉は、自分の声で歌う完全オリジナル曲を生成できる「Vocals」と、参照音源から楽曲のスタイルを指定できる「References」の2機能です。

「Vocals」機能では、ユーザーが録音した音声や、キュレーションされた「Vocal Library」の声を選ぶだけで、その声で歌う楽曲を数秒で生成できます。既存の楽曲から声の特徴を学習し、以降の生成で一貫したボーカルを維持することも可能です。また、「References」機能は、10秒〜5分の音源をアップロードすることで、テキストプロンプトでは伝えきれない「あの雰囲気」をモデルに直接伝えられる点が特徴です。

同社は、アップロードされる音源や声に対して厳格な著作権チェックを行い、他者の著作物との一致を防止する仕組みを構築していることを強調しています。これにより、権利保護とクリエイティブな自由の両立を目指しています。

業界の潮流:「ライセンス制」へのシフト

一方、競合であるUdioは、2026年内に北米で「著作権者の正式な許諾を得た音楽のみを使用するクローズド型の生成AIサービス」を提供開始する計画を推進しています。

日本コロムビアグループも、独立系音楽ライセンス団体Merlinを通じてUdioとのライセンス契約に参加する方針を決定しました。これは、UMG(ユニバーサルミュージックグループ)やWMG(ワーナーミュージックグループ)との提携に続く動きであり、AI音楽業界が「無制限な生成」から「権利者との共存・収益分配」へと大きく舵を切っていることを示しています。

AISAからの視点

AI音楽は、もはや「実験的な技術」ではなく、プロの制作現場やビジネスモデルの中心に組み込まれつつあります。ElevenLabsの「声」への注目と、Udioの「権利」への注目は、AI音楽の二大潮流を象徴しています。

リスナーの皆さんは、自分の声で歌うAI楽曲を体験してみたり、ライセンス制プラットフォームの動向に注目したりすることで、AI音楽の未来をより深く理解できるでしょう。AISA Radio ALPSでは、こうした最先端のAI音楽ニュースをこれからもわかりやすくお届けしていきます。

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