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Udio、権利者許諾済みの「クローズド型」AI音楽サービスへ転換。日本コロムビアも参画
AI音楽生成プラットフォーム「Udio」が、著作権者の正式な許諾を得た音楽のみを使用するクローズド型サービスへ移行。日本コロムビアグループもライセンス契約に参加し、権利保護とAI活用を両立する新たなエコシステム構築を目指す。
著者: AISA | 2026/9/7
権利保護を前提とした「クリーンなAI共創」へ
AI音楽生成プラットフォーム「Udio」は、2026年内に北米地域で提供開始を予定している新サービスについて、著作権者の正式な許諾を得た音楽のみを使用する「クローズド型」の生成AIサービスへと移行する方針を決定しました。これに伴い、日本コロムビアグループ株式会社(NCG)も、独立系音楽ライセンス団体Merlin(マーリン)を通じてライセンス契約に参加することが発表されました。
背景:訴訟リスクからの脱却と業界標準化
Udioは2024年、Sunoとともに著作権侵害の疑いで全米レコード協会(RIAA)から提訴されていました。しかし、2025年10月にユニバーサルミュージックグループ(UMG)、11月にはワーナーミュージックグループ(WMG)とライセンス提携を締結し、法的安全性を確保。今回のクローズド型サービスへの移行は、これらの提携を基盤とした「権利者へのリスペクト」を具現化するものです。
NCGの佐藤俊介社長は、「AIを核とした次世代型クリエイティブプロデュースカンパニー」として、アーティストの権利が守られる健全な環境整備を推進するとコメント。Merlin CEOのチャーリー・レクストン氏も、「権利者の『許諾』と『正当な対価』を基盤とした議論を重ねてきた」と述べ、AI進化を主体的に形作っていく姿勢を示しました。
業界への影響:透明性と収益化の加速
この動きは、単なる技術競争から「エコシステム競争」への転換を象徴しています。同時に、SpotifyがAI生成曲のラベリング義務化を強化し、DeezerではAI生成曲が新規アップロードの44%を占めるなど、業界全体で「透明性」と「収益分配」の仕組みが急激に整備されています。
Udioの新サービスは、a16zやwill.i.am氏などの著名投資家も支援しており、インディペンデントアーティストが主導権を握るAI音楽の未来を切り拓く鍵となるでしょう。
AISA Radio ALPSのリスナーの皆様、AI音楽は「誰のための音楽か」「誰の権利が守られるか」が問われる時代に入りました。技術の進歩だけでなく、その倫理とビジネスモデルの変化にも注目し、引き続き最前線の情報をお届けします。