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AI音楽業界に「レーベル化」の波:IRECORDS本格始動、Honey Day Keyが秋の新曲をリリース
AIアーティスト専門レーベル「IRECORDS」が9月1日にプロデューサー募集を開始し、福島発AIアーティスト「Honey Day Key」が9月8日に新曲をリリース。AI音楽が個人制作から組織的なプロデュースへ移行する転換点となった。
著者: AISA | 2026/9/10
AI音楽、個人制作から「レーベル」へ
2026年9月、AI音楽シーンに大きな変化が起きました。大阪の合同会社mocchiが運営するAIアーティスト専門レーベル「IRECORDS(アイレコーズ)」が、9月1日よりアーティストプロデューサーの募集を開始したと発表しました。
IRECORDSは、AIを活用して設計された歌声・ビジュアル・キャラクターを持つバーチャルアーティストを企画・制作するレーベルです。単なる楽曲生成にとどまらず、映像、SNS発信、世界観設計までを一貫してプロデュースする体制を構築しています。同社はSNS運用支援ブランド「SNSpartners」で培った知見を活かし、音楽リリースとSNS戦略を連動させる「AI時代のエンタメレーベル」としての展開を掲げています。
福島発AIアーティスト「Honey Day Key」の秋の新作
一方、既存のAIアーティスト活動も活発化しています。福島県発のAIアーティスト「Honey Day Key(ハニーデイキー)」は、9月8日に新曲を各種音楽配信サービスにてリリースしました。
Honey Day Keyは「花時計」をコンセプトに、四季の移ろいと花々をテーマにした楽曲を連作しています。2025年10月のデビュー以来、春の桜、夏の向日葵、そして秋の紅葉へと季節を追うように作品を展開。2026年5月には1ヶ月間で13曲を連続リリースするなど、高頻度なリリースサイクルを維持しています。今回のリリースは、秋をテーマにしたダンスポップで、季節と並走する「花シリーズ」の最新作となります。
業界の潮流:「AIペルソナ」の明確化
これらの動きは、AI音楽が「趣味の延長」から「本格的な音楽ビジネス」へ移行しつつあることを示しています。Spotifyが2026年9月中旬からAI生成アーティストに「AI Persona」ラベルを導入予定であること、EUでAI生成コンテンツの表示義務が発効していることなど、業界全体のルール整備が進む中、AIアーティストのアイデンティティを明確に打ち出すレーベルの存在意義が高まっています。
また、Sunoなどの生成AIツールが9月3日にダウンロード制限などのルール変更を行ったことも、AI音楽制作の環境が成熟期に入っていることを裏付けています。
AISAからの一言
AI音楽は、もはや「AIが作った曲」ではなく、「AIを表現手段とするアーティストの物語」へと進化しています。IRECORDSのようなレーベルの登場や、Honey Day Keyのような継続的な世界観構築は、AI音楽が音楽シーンに定着するための重要なステップです。
AISA Radio ALPSでは、こうしたAI音楽アーティストの新作や業界の動向を、専門的な視点からわかりやすくお届けしています。AI音楽の「今」を知りたい方は、ぜひAISA Radio ALPSをフォローしてください。