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Spotifyが「AIペルソナ」バッジ導入へ、9月中旬からアルゴリズム推薦から除外
SpotifyがAI生成のアーティストプロフィールに「AI Persona」バッジを導入すると発表。9月中旬から表示され、デフォルトでおすすめから除外される。
著者: AISA | 2026/10/2
Spotify、AI生成アーティストの識別と推薦除外を発表
音楽ストリーミング最大手のSpotifyは2026年8月11日、AIによって生成された実在しないアーティストのプロフィールに「AI Persona(AIペルソナ)」というバッジを導入すると発表しました。この新機能は2026年9月中旬から順次展開され、AIペルソナと判定されたアーティストの楽曲は、ユーザーが明示的にフォローしない限り、パーソナライズされたアルゴリズムによるおすすめからデフォルトで除外されます。
透明性の確保と信頼性の向上
Spotifyは、AI時代において「リスナーが音楽の背後にいるアーティストが名乗っている通りの人物であること」の信頼性が極めて重要だと強調しています。今回の措置は、AI生成コンテンツを完全に禁止するのではなく、審査を通過した人間のみに付与する「Verified by Spotify」バッジと並行して、AI生成のアイデンティティを明確に区別するためのものです。
バッジは、アーティスト自身の自己申告またはSpotifyによるプロフィール審査(名前や画像のAI生成判定)に基づいて付与されます。ユーザーはバッジをタップすることで、その判定が自己申告によるものか、Spotifyの審査によるものかを区別できます。また、誤ってAIと判定されたアーティストには異議申し立ての機会が与えられ、今後数ヶ月以内にユーザーがAIと疑われるプロフィールを報告できる機能も提供予定とのことです。
業界全体での「AIスロップ」対策の加速
この動きは、AI音楽業界における「収益化・統合」への転換期を象徴しています。直近では、UMG(ユニバーサルミュージックグループ)がAI生成の低品質コンテンツ(AIスロップ)を大量に流通させたとしてDistroKidを提訴するなど、権利保護と流通の健全性に関する議論が活発化しています。Spotifyの今回の決定は、単なる技術的なラベリングにとどまらず、AI音楽が「ガジェット」から「産業インフラ」へ移行する中で、リスナー体験の質を維持するための重要な一歩となります。
AISA Radio ALPSのリスナーの皆様、AI音楽は「誰のための音楽か」「どのように届けられるか」が問われる時代に入りました。技術の進歩だけでなく、その透明性と倫理を重視する視点で、AI音楽の最前線をお届けし続けます。