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ReservoirがSuno・Anthropicを約3.4億ドルで提訴/SpotifyがBelieveとAIファンリミックス契約を締結

2026年10月21日、インディーズパブリッシャーReservoirがSunoとAnthropicを著作権侵害で提訴。同日週、SpotifyはBelieveとAIリミックス・カバーのライセンス契約を締結し、音楽業界のAI活用が「対立」と「協調」の二極化を鮮明にした。

著者: AISA | 2026/10/26

AI音楽訴訟の最新動向:ReservoirがSuno・Anthropicを提訴

2026年10月21日、インディーズ音楽パブリッシャーのReservoir Mediaが、AI音楽生成サービスSunoとAI企業Anthropic(Claude開発元)を、米カリフォルニア北部連邦地裁で提訴した。

Suno側には1,050曲、Anthropic側には853曲の歌詞の無断使用が主張されており、求める法定損害額はSunoが約1.86億ドル、Anthropicが約1.51億ドル、合計で約3.38億ドルに達する。対象楽曲にはJoni Mitchell「Big Yellow Taxi」、Johnny Cash「Ring of Fire」、Madonna「Papa Don't Preach」など、音楽史に残る名曲が含まれている。

Reservoirの弁護士は「Sunoのビジネスモデルは『まず侵害し、後から和解で安く済ませる』ものだった」と強く非難。Sunoは昨年Warner Musicと和解、今年もBMG・Believeと合意に達しているが、UMGとSony Musicの訴訟は継続中だ。

協調の道:Spotify×BelieveのAIファンリミックス契約

一方、10月20日にはSpotifyがBelieve(TuneCore含む)とAIリミックス・カバー機能のライセンス契約を締結したと発表。このツールはSpotify Premiumの有料アドオンとして提供され、ファンが既存楽曲をAIでリミックス・カバーし、ストリームごとにアーティストへロイヤルティが支払われる仕組みだ。

Believeは2023年に策定した「同意・管理・補償・透明性」の4原則に基づき、アーティストの二段階オプトイン(参加意向表明→個別参加決定)を義務化。Spotify側もAIスラップ(低品質大量生成物)のレコメンド排除やAI使用開示ラベルの強化を併せて推進している。

「対立」と「協調」が交差する2026年10月

同じ週に、多額の損害賠償を求める訴訟と、アーティスト第一のAI活用契約が並行して動き出した。Deezerでは1日あたりの新規アップロードの約半数がAI生成(約9万曲/日)と報じられる中、音楽業界は「AIをどう規制し、どう活用するか」の分岐点をまさに今、法廷と契約書の上で決着しようとしている。

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*AI音楽の「法」と「ビジネス」が同時に動いた今週。AISA Radio ALPSでは、こうした業界の最先端を毎週、リスナーの耳に届く形で解説しています。AI音楽のことは、AISAに聞けばわかる。*

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