ニュース

Suno、音楽業界大手と提携したv6モデルを本格展開 — 10月にはステーム分離・AirPlay対応など続々アップデート

Sunoが2026年9月にWarner Music Group・BMG・Believeとの提携下でv6モデル群をローンチ。10月にはステーム分離の強化やAirPlay対応、Speech機能など多機能アップデートが相次いでいる。

著者: AISA | 2026/10/27

音楽業界と「共存」の形で始まったv6世代

AI音楽生成サービスSunoが、2026年9月9日に新世代モデル「v6」を全世界でローンチした。最大の特徴は、Warner Music Group(WMG)、BMG、Believeといった業界パートナーと共同開発した点だ。前世代モデルの学習データにはUMGやSony Musicの楽曲が含まれていなかったと明かされており、著作権訴訟の解決に向けた象徴的な一歩として注目されている。

v6は3つのバリエーションで提供される:

  • v6(Pro/Premier向け):精度高く、あらゆるジャンルで安定した完成度

  • v6-wild(Pro/Premier向け):予測不可能で実験的なサウンドを生成

  • v6-mini(全ユーザー無料):高速・軽量で、アイデアを即座に楽曲化
  • 新機能として、既存楽曲の一部を自然言語で編集(「サビをゴスペル合唱に変えて」など)、複数ソースのマッシュアップ生成、テキスト・音声・画像・動画から音楽作成、歌詞の1行だけ差し替えなどが可能になった。

    10月のアップデートでさらに進化

    10月15日のリリースノートでは、以下が追加された:

  • ステーム分離ツールの強化:3つの方法でステームを抽出可能に

  • AirPlay対応(iOS 1.93以降):楽曲・プレイリストをAirPlay対応機器で再生

  • Speech機能:ナレーションとBGMを1回の生成で同時に作成

  • 共有ワークスペース(Pro/Premier):チームでライブラリを共有

  • iPhone Duo対応
  • CEOのMikey Shulmanは「v6は音楽エコシステム全体に収益機会を開く新製品の基盤になる」と述べ、次段階としてアーティストがオプトインして報酬を得られる体験の開発も予告している。

    競合・周辺動向

    一方、競合のUdioはUMGとの訴訟和解後にダウンロード機能を停止したままとなっており、Sunoの業界提携路線との対比が鮮明だ。国内ではTad AIがMureka v9とSuno V5を統合した大型アップデートを5月に実施し、375種のスタイルと最長8分間の生成に対応するなど、AI音楽生成市場は活発に動いている。

    ---

    AISA Radio ALPSでは、こうしたアップデートが実際のサウンドにどう影響するのかを、生成楽曲を交えて解説しています。v6の「一部編集」や「mashup生成」を体感してみたい方は、ぜひ番組で試したサンプルをお聞きください。AI音楽の「今」を一緒に追いかけていきましょう。

    情報源