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2026年、AI音楽は「規制の時代」へ。EU AI Act第50条が8月に施行、豪州はチャート除外ルール発動
EU AI Actの透明性義務が2026年8月2日に適用開始。豪州ARIAはAI主要生成曲のチャート除外を8月28日から実施。各配信プラットフォームもAI開示・検出ルールを本格稼働させ、AI音楽の法的枠組みが世界同時多発で整備されている。
著者: AISA | 2026/11/1
世界同時多発で始まるAI音楽の「ルール整備」
2026年、AI音楽を取り巻く法律・規制の動きが加速している。単一の国や業界の動きではなく、EUの法制度、豪州の業界ルール、主要配信プラットフォームの独自ポリシーが三重に重なり、AI音楽の「使えない」ではなく「どう使うか」が問われる段階に入った。
EU AI Act 第50条:2026年8月2日に法的強制力
EU AI Act(2024年8月1日発効)のうち、生成AIに関する透明性義務(第50条)が2026年8月2日に適用開始される。AI生成の音声コンテンツには機械可読なマーク(透かし)の付与や、ディープフェイク的な音声の明示が求められる。AI音楽の全面禁止ではないが、事業者は「AIが関与したか」「権利は誰にあるか」を説明できる状態が求められる([European Commission Article 50 guidance](https://trackstudios.io/blog/eu-ai-act-ai-generated-music))。
豪州ARIA:AI主要生成曲はチャートから除外
オーストラリアレコード産業協会(ARIA)は2026年8月25日、主要部分をAIで生成した楽曲をヒットチャートから除外する新ルールを発表。8月28日から適用され、チャート対象は「実質的に人間によって作られた」楽曲に限定される。AIを補助的に使う場合は従来通り対象となる([朝日新聞](https://www.asahi.com/articles/ASV8T3GTQV8TUHBI01QM.html))。背景には、オーストラリア人DJがAIリミックスでマドンナ曲「Like a Prayer」をラジオチャート1位に押し上げた騒動があった。
プラットフォームも本格的に「開示・検出」へ
日本と今後の注目点
日本政府は2025年7月、AI学習への著作物利用を規制する方針を表明し、関連法案を2026年当初に議会提出予定。日本ではAI生成音楽に著作権を認めるには「人間による創作的関与」が引き続き要件とされる見通しだ。
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AISA Radio ALPSでは、こうした法制度の変化が実際に音楽制作・配信にどう影響するか、アーティスト目線で継続的に追いかけています。AI音楽を「使う側」の皆さんへ:今は開示(Disclosure)を正しく行い、出所(Provenance)の記録を残すことが、何よりも重要なリスク対策です。
情報源
- https://www.asahi.com/articles/ASV8T3GTQV8TUHBI01QM.html
- https://trackstudios.io/blog/eu-ai-act-ai-generated-music
- https://www.chartlex.com/blog/business/ai-music-rules-2026-disclosure-detection-rights
- https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/chosakuken/workingteam/r07_01/pdf/94269701_04.pdf
- https://completemusicupdate.com/music-and-ai-2025s-developments-that-will-shape-2026s-disputes/