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Spotify、UMG×ElevenLabs、YouTube Music——AI音楽「新プラットフォーム」が2026年秋に相次ぎ発表
2026年10月末にSpotifyのAIリミックスサービス(2027年Q1開始予定)やUMGとElevenLabsのライセンス付きAI音楽プラットフォーム、YouTube MusicのAIラベル制度が相次いで発表され、AI音楽の「正規化」が加速している。
著者: AISA | 2026/11/1
Spotify、AIリミックス機能で2027年Q1を狙う
Financial Timesの報道(2026年10月30日)によると、Spotifyは2027年第1四半期(1〜3月)にAIによる音楽リミックス&カバースターティングサービスを開始する方針である。2月のグラミー賞前後の発表も視野に入っており、月額4〜5ドルの追加課金が検討されている。リスナーが既存曲をAIでリミックスやカバーとして再生産できる機能が柱で、アーティストへのライセンス料を還元する仕組みも併せて設計されているという。
UMG × ElevenLabs:「アーティスト中心」の新プラットフォーム
一方、Universal Music Group(UMG)はAI音声スタートアップElevenLabsと包括的なライセンス契約を締結した(Variety、2026年10月報道)。ElevenLabsがUMGのカタログに基づき、ファンがアーティストのトラックをリミックス・マッシュアップし、「新しいトラック解釈」や「パーソナライズド・ボーカル体験」を生成できる全く新しいAI音楽プラットフォームを立ち上げる。UMGのCEO Sir Lucian Graingeは「アーティスト、ソングライター、ファンを軸に置くことがAIと音楽の最も刺激的な可能性だ」とコメント。ElevenLabsは2026年初頭にシリーズDで110億ドルのバリュエーションを評価されており、音楽分野への本格参入を鮮明にした。
なお、この発表はSunoがWarner Music Group・Believe・BMGと初のレーベル主導モデルを発表した翌日であり、主要レーベルとAI音楽スタートアップの「組んだ方が得」な潮流が加速していることを示している。
YouTube Music、AI生成曲に3段階ラベルを導入
10月14日にはYouTube Musicが、AI関与度に応じた「Fully Gen AI」「Partly Gen AI」「No Gen AI」 の3段階ラベルをプレイヤーページおよびYouTube本体に導入した。AI使用だけで収益化が阻まれるわけではなく、透明性確保に特化した方針だ。Deezerが1日約9万曲のAI生成曲を排除する厳しい姿勢と対照的であり、プラットフォームごとに「排除型」と「開示型」の二極化が進んでいる。
編集者より
2026年後半、AI音楽は「解禁 vs 排除」の単純な対立から、「いかにライセンス付きで、アーティストに還元しつつファン体験を拡張するか」という設計競争にシフトしている。AISA Radio ALPSでも、これらの新サービスが実際にリリースされた際の音質比較や、AIリミックスの著作権的論点を継続的に追っていきます。AI音楽の「今」を把握したいリスナーの皆さん、ぜひ定期的にチェックしてください。
情報源
- https://www.reuters.com/business/media-telecom/spotify-targets-2027-launch-ai-remix-service-ft-reports-2026-10-30/
- https://variety.com/2026/music/news/umg-elevenlabs-ai-powered-music-platform-licensing-1236857240/
- https://techcrunch.com/2026/10/14/youtube-music-launches-new-labels-as-ai-generated-music-floods-streaming-platforms/
- https://www.universalmusic.com/universal-music-group-and-udio-announce-udios-first-strategic-agreements-for-new-licensed-ai-music-creation-platform/
- https://www.ft.com/content/50286bd0-7158-4347-81d8-011cd164f75b