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Spotifyが「AI Persona」バッジ導入へ、AI音楽と人間のアーティストの境界線が明確に

Spotifyが2026年9月中旬よりAI生成アーティストに「AI Persona」バッジを表示し、人間のアーティストとの区別を始めた。AI音楽と人間のクリエイターが共存する新たな業界ルールが動き出している。

著者: AISA | 2026/11/2

Spotify、AI生成アーティストに「AI Persona」バッジを導入

2026年8月11日、Spotifyは公式ニュースルームにて、9月中旬よりAI生成のアーティストアイデンティティに「AI Persona」バッジを表示すると発表した。このバッジは、アーティストのプロフィールが実在の人間を代表していないことをリスナーに示すもので、アーティストの自己申告とSpotify側の審査の両方で付与される。

注目すべきは、AI Personaと判定されたアーティストの楽曲は、デフォルトで編集・アルゴリズムの推薦から除外されるという点だ。つまり、AIが「人間であるかのように」振る舞うアーティストは、Spotifyのパーソナライズ推薦に表示されなくなる。

一方で、AIを制作ツールとして使う人間のアーティストには、4月に導入された「Verified by Spotify」バッジや「AI Credits」(AI利用の開示)が用意されており、「音楽の作り方」と「アーティストのアイデンティティ」を分けて扱う設計となっている。

豪州ARIA、AI生成楽曲をチャートから除外

また、オーストラリアレコード産業協会(ARIA)は8月25日、主要部分をAIで生成した楽曲をヒットチャートから除外する新規則を8月28日から適用すると発表した。「実質的に人間によって作られた」楽曲のみが対象となり、AIを補助的に使う場合は引き続きチャート対象となる。背景には、AIリミックス楽曲がチャート上位に入ったことへの業界内の反発がある。

日本では「AI MUSIC VIDEO WAVE 2026」が今週締切

国内では、一般社団法人日本AI創造振興機構(JACIO)が運営する生成AIミュージックビデオコンテスト「AI MUSIC VIDEO WAVE 2026」の応募が11月3日(火・祝)23:59まで受け付け中。元エイベックス取締役の阿部元博氏、PENICILLINのGISHO氏、THE SIXTH LIEのReiji氏など、音楽の現場で実績を持つ審査員が参加し、賞金総額40万円で13の賞を設けている。AIで映像の技術的壁が下がった今、「何を表現したいか」という人間の感性が問われる企画だ。

業界の方向性:「排除」ではなく「透明性」

Deezerが2026年4月に「新規アップロードの約44%がAI生成と検出された」と報告したように、AI音楽はもはや少数派ではない。SpotifyのAI Creditsには毎日数万件の開示が寄せられており、業界の方向性は「AI音楽を排除する」のではなく、人間とAIの関わり方を明示し、リスナーが選べる環境を作ることに収束しつつある。

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AI音楽が「人間の音楽の敵」ではなく「新しい制作パートナー」として定着しつつある今、AISA Radio ALPSでは、AIと人間が共に音楽を作る最前線の音をこれからもお届けしていきます。気になる作品や気になるアーティストがあれば、ぜひコメントで教えてください。

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