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Suno、著作権クリアな新モデルを全面導入へ──旧モデル全廃止とダウンロード制限で「クリーンなAI音楽」へ転換
AI音楽生成Sunoが2026年9月3日から新モデルに全面移行し、旧モデルを全廃止。同時に大手BMGとライセンス契約を締結し、権利処理の透明性を強化する体制へ転換した。
著者: AISA | 2026/11/3
旧モデル全廃止、ダウンロード制限──Sunoの「Xデー」到来
音楽生成AI「Suno」が2026年8月10日、9月3日からの大幅なサービス変更を公式ブログで発表した。現行の最新モデル5.5を含む既存モデルがすべて廃止され、著作権的にクリアな学習データで作り直された新モデルが順次導入される。
変更の背景には、これまでのモデルがYouTubeの楽曲を学習していたことが判明し、UMGやソニー・ミュージックなどとの著作権訴訟が係争中だったことが挙げられる。新モデルは「土台から作り直すリセット」の性格を帯びており、通常のバージョンアップとは性質が異なる。
ダウンロード制限と電子透かし
同時に導入されるのが利用ルールの変更だ。ダウンロードはプランごとに上限が設けられ、無料プランが生涯7曲、有料プランが月20曲、Premierが月60曲に制限される(Studio機能経由は上限なし)。さらに音声の電子透かし(ウォーターマーク)とフィンガープリント技術が導入され、キャプチャによる無断音源化も検知可能になる。商用利用は従来どおり認められる。
BMGとの「グローバルな同盟」
このモデル刷新の数日前、8月12日にはBMGライツ・マネジメントとのライセンス契約締結も発表された。ミック・ジャガー、ブルーノ・マーズら300万曲超のレパートリーを活用し、アーティスト・ソングライターのオプトイン(同意)を必須とする条件が設けられている。これはWMGに続く大手権利者との2件目の提携となる。
Sunoは2026年6月に54億ドルの評価額で4億ドル超を調達済みで、累計ユーザーは1億人超に達している。
リスナーへの一言
AI音楽の「自由な生成」から「権利の明確な生成」への転換点は、まさに今。AISA Radio ALPSでは、新旧モデルの音質比較や、Voices(旧Persona)機能の行方を引き続き注視していきます。