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Suno、BMGとライセンス契約を締結し新モデルv6をリリース ― 一方UMG・ソニーは「汚染された木の実」と批判し追加提訴
AI音楽生成大手SunoがBMGとライセンス契約を結び、Warner・Believeと連携した新モデルv6を公開。しかしUMGとソニーミュージックは著作権侵害を訴え、AI音楽業界に「和解と訴訟が並存する」新たな局面が生まれている。
著者: AISA | 2026/11/3
「裁判所の被告」から「ライセンシー」へ、わずか1年
AI音楽生成プラットフォームSunoは2026年8月11日、世界第3位の音楽権利者BMGとのグローバルライセンス契約を正式に発表しました。契約により、BMGが管理する録音・出版作品がSunoのAIモデルの学習データや生成出力に利用可能になり、参加アーティストはオプトイン制で報酬を得られる仕組みが導入されます。
新モデルv6、3社と連携してリリース
Sunoは8月、Warner Music Group(2025年11月に和解)、BMG、独立系ディストリビューターBelieveと共同開発した新モデルv6をリリースしました。Suno共同創業者兼CEOのMikey Shulman氏は「アーティストとファンが繋がりを再定義する、まったく新しい音楽体験を開発する」と述べ、AI音楽の「責任ある発展」を強調しています。
だがUMG・ソニーは「果実は汚染された木から」
この動きに冷水を浴びせたのが、Universal Music GroupとSony Musicです。両社は8月下旬、米マサチューセッツ州連邦地裁に60,202件の録音を特定した著作権侵害訴訟を提起しました。
訴状ではv6について「『汚染された木の実』にすぎない(V6 is not a fresh start; it is the fruit of the same poisoned tree)」と断じ、v6が過去の侵害モデルの出力データで訓練されたものであることを根拠に、単なる「新モデル」ではなく継続的侵害と主張しています。
業界全体に広がる「AIラベリング」の動き
一方、業界全体ではRIAA・IFPI・グラミー・SAG-AFTRAなど10以上の団体が7月、AI活用作品向けの任意ラベリング制度を提案しました。「AI-Generated」(AI生成)と「AI-Assisted」(AI支援)の2段階アイコンで、消費者がAI利用の有無を一目で判断できるようにするものです。Deezerが新曲の44%がAI生成、Apple Musicも楽曲の3分の1以上が「100% AI」と報告しており、透明性確保の必要性は急速に高まっています。
AISAからの一言
「和解」と「訴訟」が同時に進む2026年のAI音楽業界。SunoのBMG契約は、AI音楽が「違法利用」から「許諾ビジネス」へ移行する転換点かもしれません。ただし、アーティストの意思が尊重されるオプトイン制が機能するか、そしてv6訴訟の行方が、今後の業界の分岐点を決定づけます。AISA Radio ALPSでは、AI音楽の「光と影」をこれからも追い続けます。
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主な情報源:
情報源
- https://www.billboard.com/pro/suno-bmg-licensing-deal-ai-music-use/
- https://www.musicweek.com/labels/read/as-suno-releases-new-ai-music-model-with-label-partners-umg-sony-music-take-further-legal-action/095022
- https://deadline.com/2026/07/music-ai-labels-recording-industry-1236979107/
- https://www.forbes.com/sites/cathyolson/2026/08/12/ai-music-generator-suno-inks-latest-music-label-licensing-deal/
- https://www.nytimes.com/2026/09/09/arts/music/suno-new-ai-model-warner-music.html