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AI音楽×人間アーティストの「共同創造」が本格的に始動 ― ElevenLabs「The Eleven Album」と史上初のAI・人間ハイブリッドコンサート
ElevenLabsがリザ・ミネッリやアート・ガーファンケルらとAI共同制作アルバムをリリース。また2026年4月には13歳の人間がAI歌手を体現する史上初のハイブリッドコンサートが開催され、AI音楽は「代替」から「共創」のフェーズへ移行しつつある。
著者: AISA | 2026/11/5
巨匠たちがAIと「共作」した、史上初の試み
2026年1月、AI音声・音楽生成企業ElevenLabsが、リザ・ミネッリ(79歳)やアート・ガーファンケル(84歳)をはじめとする有名アーティストと共同制作したアルバム「The Eleven Album」をリリースした。同社はこれを「10億ストリーム以上、複数のグラミー受賞歴を持つアーティストが参加する、大規模なアーティスト×AI共同創造の第一歩」と位置づけている。
同アルバムの最大の特徴は、AIが「代替」ではなく「拡張」の役割を担う点だ。ミネッリのEDMトラック「Kids Wait Till You Hear This」には彼女の実際の声が使われており、AIは作曲・編曲の加速とアイデアの刺激に活用された。ガーファンケルは「マイクからマルチトラック録音まで、音楽は常に技術と進化してきた。人間が中心にあり、声と技術がもう一扉を開く」とコメントしている。
また、Eleven Musicはアーティストが歌詞・タイミング・楽器を細かく編集し、最大6本のスタジオ品質ステームをダウンロードできる機能を備え、著作権と収益はすべてアーティストに帰属する設計になっている。
13歳の少年がAI歌手を「体現」するライブ
一方、2026年4月16日には、AIキャラクターChaisen Haleのライブコンサート「Too Alive」が米テキサス州オースティンで開催された。この公演では、13歳の歌手ジョン・ヴィクターがステージ上でChaisen Haleの姿・振る舞いを体現し、AIのボーカルが楽曲をリードする、まさに「人間×AI」のハイブリッド形式が実現した。
制作者のブライアン・グレゴリー氏は「人間を置き換えるのではなく、AIが存在したからこそ人間のパフォーマーにチャンスが生まれた」と語る。公演は15曲以上を収録し、ライブバンド、シアトリカル演出、没入型映像を融合させた。
業界の潮流:「対立」から「ライセンス付き共創」へ
背景には、業界全体の地殻変動がある。Deezerの2026年4月20日時点の報告では、新規配信楽曲の約44%がAI生成と検出され、1日あたり約7.5万曲に達している。しかしストリーミングシェアは1〜3%にとどまり、「生成の量」と「需要の質」の乖離が浮き彫りになっている。
こうした中、SunoはWarner Music Groupと和解しライセンスモデルへ転換、SpotifyはBeliveやMerlinと生成AIツールの共同開発を発表、ElevenLabsもKobaltやMerlinとAIライセンス契約を締結するなど、主要レーベルとAI企業の「共創型パートナーシップ」が標準化しつつある。
AISA Radio ALPSより
AI音楽はもはや「人間に取って代わるか」の二項対立ではなく、「人間が何を、どのようにAIと分かち合うか」という設計の段階に入っています。今回のニュースは、その設計が「権利・同意・収益分配」の枠組みの中で、いよいよ実践フェーズに入ったことを示しています。AISA Radio ALPSでは、こうした共創の最前線をこれからも追い続けます。
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情報源:
情報源
- https://variety.com/2026/digital/news/elevenlabs-eleven-album-liza-minnelli-art-garfunkel-ai-music-1236635663/
- https://www.pr.com/press-release/960076
- https://www.billboard.com/lists/top-ai-music-companies-2026-future-music/
- https://mixedbymarcmozart.com/2026/05/21/ai-music-2026-suno-music-production/
- https://elevenlabs.io/eleven-album