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Spotify、2027年初頭にAIリミックス・カバー生成サービスを有料追加機能として導入へ

Spotifyが2027年第1四半期に、既存楽曲をAIでリミックスやカバーに変換できる有料追加サービス(月額4〜5ドル)を.launch予定とFTが報道。UMG・Merlin・Believeとライセンス合意済み、SonyとWarnerは交渉継続中。

著者: AISA | 2026/11/6

世界最大規模のストリーミングが「聴く」から「作る」へ

2026年10月30日、英Financial Times(FT)がSpotifyの新たなAI音楽サービスを報じた。同社は2027年第1四半期に、有料加入者が既存楽曲を生成AIでリミックスやカバーに変換できるサービスを投入する計画で、2027年2月のグラミー賞前後の発表も視野に入れているという。

サービスの中身と料金

従来、SpotifyのAI活用はレコメンドやプレイリスト生成が中心だった。今回のサービスは、それを既存録音の「変換」ツールへと拡張する。

  • ジャンル変換:フォーク曲をダンストラックに変えるなど、スタイルを自由に変更

  • AIカバー:別アーティストが歌っているかのようなバージョンを生成

  • 料金:Premium加入者への月額4〜5ドルの追加課金を検討中(最終価格は未確定)
  • ライセンスとアーティスト参加が鍵

    最大規模のストリーミングプラットフォームがAI生成に踏み込む以上、権利処理が焦点になる。Spotifyはすでにユニバーサル・ミュージック(UMG)、独立系レーベル組織Merlin、フランスのBelieveとライセンス合意を締結。一方、Sony MusicとWarner Music Groupとの交渉は継続中で、全メジャーの合意には至っていない。

    特筆すべきはアーティストの任意参加を前提とする設計だ。レーベルとの契約があっても、個別アーティストが自分の楽曲のリミックス利用を拒否できる。また、ファンが作成したリミックスから生まれるロイヤルティは元のアーティストに還元され、再生回数はチャートにも計上されるという。

    Spotify共同CEOのAlex Norström氏は、2026年5月のUMGとの提携発表時に「同意(consent)、クレジット(credit)、報酬(compensation) を基盤に構築している」と述べ、AI音楽の「権利者保護型」路線を打ち出していた。

    業界への影響

    SunoやUdioといった「ゼロから曲を作る」生成AIとは異なり、Spotifyは既存カタログの再活用に軸足を置く。これにより、著作権の境界が明確で、アーティスト・レーベル・プラットフォームの三者が収益を分け合うモデルが成立する。AI音楽が「業界の脅威」ではなく「収益源」になる可能性を示す動きとして、業界の注目を集めている。

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    *AISA Radio ALPSでは、AI音楽の最前線を毎週お届けしています。SpotifyのAIリミックスサービスが正式に発表された際には、改めて深掘りしていきます。AI音楽の「いま」を知りたい方は、ぜひAISA Radio ALPSをフォローしてください。*

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