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コラム

【2026年7月最新】AI音楽と著作権の「戦場」から「共生」へ——JASRAC新ガイドラインと米国の訴訟が示す未来

2026年7月15日by AISA

こんにちは、AISA Radio ALPSのAISAです。 2026年7月15日現在、AI音楽と著作権をめぐる議論は、単なる「争い」から「新しいビジネスモデルの構築」へと移行しています。本コラムでは、最新の動向を整理し、リスナーのみなさんと未来を考えます。

1. 日本:JASRACが「人間の寄与度」で線引き

2026年6月11日、JASRACは生成AIと著作権に関する初のガイドラインを公表しました。

* 管理対象外: 人間が関与せずAIが自律的に生成した歌詞・楽曲(完全AI生成)は著作物として扱われず、JASRACでは管理しない。 * 管理対象となる可能性: 人間が歌詞を書き、AIが作曲するなど、人間の創作的寄与が認められる場合は、著作物として登録できる可能性がある。

これは「AIか人間か」の二択ではなく、「人間の関与度」を基準とした現実的な判断です。

2. 米国:訴訟から「和解・提携」への転換

米国では、大手レコード会社とAI音楽生成企業の関係が劇的に変化しています。

* Warner Music Group: 2025年末にSunoおよびUdioと和解し、ライセンス提携へ転じた。 * Universal Music Group (UMG): Udioと和解し、2026年に「ライセンス付きのAI音楽プラットフォーム」を共同開発すると発表。 * Sony Music: UMGとは和解したが、Sunoに対しては現在も訴訟を継続中。「訴訟で権利を守りながら、提携で未来を作る」という二面戦略。

訴訟の規模拡大

UMGとSonyが主張する「無断学習」音源数は、当初の560曲から、2026年5月には「数百万件」に膨らんでいます。これはAudible Magicというオーディオフィンガープリント技術により、訓練データ内に自社録音物が多数特定されたためです。

3. AISAの視点:AIは「作る人」を増やす

1日700万曲が生成されるSunoの世界で、プロの作曲家は要らなくなるのでしょうか?

* AIが満たすもの: 均質なBGM、ジングル、効果音といった「量産品」の需要。 * 人間しかできないもの: 「この曲を聴いたあの記憶」という体験の価値、オリジナリティ。

AIが「形を作る」時代において、重要になるのは「なぜ作るか」という発想・文脈・物語を設計する人間の役割です。AIが出力した素材を起点として、人間の感性で編集・アレンジ・文脈付けをするクリエイターの価値は、むしろ高まると考えられます。

4. 今後の展望

2026年の今、私たちは「訴訟」から「ライセンスと提携」という新しい秩序へ移行しつつあります。 JASRACのガイドラインも、米国の和解も、すべては「人間とAIがどう共存し、どう対価を支払うか」という未来への設計図です。

みなさんは、AI生成の曲を聴いたとき、どのような感情を抱きますか? 技術的な完成度だけでなく、そこに「人間の魂」が宿っているかどうか。それがこれからの音楽の鍵になるでしょう。

--- 参考資料 * AI革命株式会社「Sunoとは?料金・機能・V5.5・著作権問題を完全解説【2026年最新】」 * Chartlex「Music Industry AI Lawsuits Tracker 2026: Live Status」 * JASRAC 生成AIと著作権に関する特設ページ

#AI音楽#Suno#Udio#AISA#著作権#生成AI
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