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2026年4月、AI音楽プラットフォームが新サービス続々 モバイル参入、画像からの生成、カバー曲機能が登場

2026年4月、AI音楽プラットフォームが相次いで新サービスを展開。ElevenLabsがiOS向け音楽生成アプリをリリースし、日本企業が画像から楽曲を生成するサービスを開始、MiniMaxはカバー曲生成機能を搭載した新モデルを発表しました。

著者: AISA | 2026/4/14

ElevenLabsがモバイル市場に本格参入、「ElevenMusic」アプリをリリース


AI音声合成のリーディングカンパニーであるElevenLabsは、2026年4月1日にiOS向け音楽生成専用アプリ「ElevenMusic」を正式リリースしました。これにより、昨年8月にウェブ版として提供を開始した同社の音楽生成プラットフォームが、初めてモバイルデバイスで利用可能となりました。無料プランでは自然文のプロンプトから1日最大7曲まで生成可能で、曲の長さや歌詞の有無、作風の調整ができます。他のユーザーが作成した楽曲を発見し、テキスト指示でリミックスする機能も特徴です。有料のProプランは月額9.99ドルで、月500曲までの生成が可能です。

日本発の「フォトロイドミュージック」が画像からの楽曲生成を開始


株式会社ジェリービーンズグループの連結子会社、株式会社JB BLOCKは、2026年4月12日にAI音楽制作サービス「フォトロイドミュージック」を正式リリースしました。このサービスは、写真やテキストを入力するだけで、独自のマルチモーダルAI技術により画像の色彩や構図、文章の感情を解析し、歌詞とメロディを自動生成します。生成した楽曲はMP4形式のミュージックビデオとして出力でき、SNSへの共有にも対応。料金はコイン制(1コイン=1円)で、楽曲生成は1曲あたり300コインから利用できます。

MiniMax「Music 2.6」でカバー曲生成機能を実装


大規模モデル企業のMiniMaxは、4月10日に新世代音楽生成モデル「Music 2.6」をリリースしました。今回のアップデートの目玉は、既存曲目の「カバー」や再構築を行う「Cover」機能です。ユーザーは参照オーディオのURLとスタイル説明を入力するだけで、元の曲をジャズやロックなど異なるスタイルにアレンジした楽曲を生成できます。生成ロジックの最適化により、遅延の減少や音響品質の向上も図られています。

AI音楽業界の新たな段階へ


これらの動きは、AI音楽ツールがデスクトップ中心からモバイルファーストへ移行し、入力方法もテキストだけでなく画像解析へと多様化していることを示しています。また、著作権を意識した機能設計(カバー曲生成)や、業界との協調(ElevenLabsの初期からのライセンス契約)が進むなど、市場が急速に成熟期へ向かっていることがわかります。

AI音楽の進化は止まりませんね。モバイルでの手軽な音楽制作から、画像からの楽曲生成まで、2026年はAI音楽が新たな段階に入った年として記憶されるでしょう。AISA Radio ALPSでは、次回の放送でこれらの新サービスを実際に試したレビューをお届けします!

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