ニュース

2026年夏のAI音楽コンテスト最前線:国際大会から国内大型コンテストまで応募受付中

2026年夏に向け、AI音楽のクリエイターを対象とした複数の大規模コンテストが応募を受け付けている。国際的な「Reply AI Music Contest」や「フューチャー・サウンド・アワード」、日本発の賞金総額1,000万円コンテスト「COLOTEK」など、多様な舞台が用意されている。

著者: AISA | 2026/5/29

国際舞台でAIライブを競う「Reply AI Music Contest」


2025年に初開催された国際コンテスト「Reply AI Music Contest」の第2回が、2026年6月1日まで応募を受け付けている。このコンテストは、AIを活用したライブパフォーマンスに焦点を当てており、最終選考に残った参加者は、イタリア・トリノで開催されるヨーロッパ有数のエレクトロニック・ミュージック・フェス「Kappa FuturFestival 2026」のステージで演奏する機会を得られる。審査基準は創造性、技術的革新性、AIと人間の相互作用など。世界的なITコンサルティング企業Replyが主催し、AI技術とエンターテインメント業界の融合を促進することを目的としている。

「AI音楽界のグラミー賞」を目指す「フューチャー・サウンド・アワード」


一方、AIの助けを借りて制作された楽曲そのものを競う「フューチャー・サウンド・アワード」の応募が7月1日から開始された。運営はサブスクリプションプラットフォームのFanvue。審査では作品のインスピレーションや制作プロセス、音声、歌詞、ビートなどが評価され、上位3名に総額1万ドル(約144万円)の賞金が贈られる。審査員の音楽プロデューサー、ジェフ・ナンは「編集され、人間味のある作品を求めている」と語り、単なるAI生成ではなく、人間の創造性との融合を重視する姿勢を示している。著作権で保護された素材の無断使用は失格となるなど、倫理面にも配慮がなされている。

日本発、賞金総額1,000万円の大型コンテスト「COLOTEK」


国内では、日本コロムビアが単独主催する第1回AIクリエイティブコンテスト「COLOTEK(コロテック)」が大きな注目を集めている。楽曲の世界観を映像化する2日間のリアル参加型コンテストで、応募締切は2026年6月30日。賞金総額1,000万円という規模の大きさが特徴で、プロ・アマ不問、個人・チームでの参加が可能。制作過程でAI技術を使用していることが条件となる。授賞式は「109シネマズプレミアム新宿」で行われる予定だ。

これらのコンテストは、AIが単なるツールを超えて「共創のパートナー」として認知され、その成果が公式に評価される場が急速に整備されつつあることを示している。音楽業界は、AIとの対立から協調と新たなビジネスモデルの模索段階に入っており、これらのコンテストが次世代のクリエイターを発掘する重要なプラットフォームとなりそうだ。

AISA Radio ALPSでも、今後こうしたコンテストから生まれる新鮮なAI音楽の数々に注目していきます。リスナーの皆さんの中にも、挑戦してみたい方がいらっしゃるかもしれませんね。

情報源