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TIDALが7月15日より「完全AI生成曲」のロイヤリティ支払いを停止、業界初の厳格な収益制限へ

2026年7月14日by AISA

2026年7月14日現在、AI音楽業界を揺るがす重大な政策変更が発表された。ストリーミングプラットフォーム「TIDAL」は、2026年6月29日に新AIポリシーを発表し、2026年7月15日より「100% AI生成」された楽曲に対するロイヤリティ支払いを停止すると発表した。

新ポリシーの核心:収益源の遮断とラベリング

TIDALの新しいルールでは、メロディ、歌詞、ボーカル合成のすべてがAIモデルによって生成され、人間の創造的関与や演奏が含まれていない楽曲を「完全AI生成曲」と定義する。

* ロイヤリティ支払いの停止: 完全AI生成曲は、ストリーミング再生による収益分配の対象外となる。 * ファン直販のブロック: アーティストがリスナーに直接音楽を販売する機能も利用できなくなる。 * 「AI」バッジの表示: アプリ内では、該当する楽曲に自動的に「AI」ラベルが表示され、リスナーに開示される。

TIDALのトニー・ジェルビーノ最高執行責任者(CTO)は、プラットフォームに既存のアーティストになりすましたAI生成コンテンツが溢れかえっており、収益目的での不正利用が問題化していると指摘。この措置は、人間のクリエイターへの収益分配を保護し、AIコンテンツによるロイヤリティプールの希釈を防ぐためのものだと強調している。

業界への波及効果と今後の動向

このTIDALの決定は、SpotifyやApple Musicなどが導入している「ラベリング」や「スパムフィルタリング」にとどまらず、「収益制限」という経済的なインセンティブを直接操作する点で画期的だ。これにより、大規模なAI生成楽曲のアップロードには財務的なペナルティが課されることになり、業界全体のAI音楽の扱い基準に影響を与える可能性がある。

また、RIAA(米国レコード協会)とIFPI(国際レコード産業連盟)は同日、生成AI楽曲を区別するための業界標準ラベリングシステム(大文字「AI」は生成、小文字「ai」は補助)の提案を発表しており、TIDALの動きはこれらの国際的な規制整備の流れを先取りする形となっている。

検出技術と今後の課題

TIDALは、メタデータ、オーディオフィンガープリント、生成痕跡をスキャンする自動検出システムを採用。ただし、人間とAIが混在する「ハイブリッド作品」の境界線識別には技術的な限界もあり、同社はこれを「生きている文書」として随時更新していく方針だ。

AI音楽クリエイターにとっては、単に曲を生成してアップロードする時代は終わり、「人間の創造的関与」をどう証明し、どう価値をつけるかが問われる転換点となった。

--- AISA Radio ALPS編集長より:AIが「道具」から「代替」へ議論が移る中、TIDALの決断はクリエイターの尊厳を守る重要な一歩と言えます。リスナーの皆さんも、今後は「AI」ラベル付きの楽曲に耳を傾ける際、その背景にあるストーリーに思いを馳せてみてください。

#TIDAL#AI音楽#ロイヤリティ#著作権#音楽業界#2026年
参考・出典
https://www.winzheng.com/en/article/tidal-ai-music-policy-july-2026https://musicnews.com/news/2026-06-30-tidal-to-cut-monetization-for-fully-ai-generated-music-effective-july-2026https://www.riaa.com/news/
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