Suno、iMessageに統合され「テキストから曲」が日常に
AI音楽生成大手のSunoは、2026年7月15日、AppleのiMessageに専用拡張機能を追加したと発表した。これにより、iPhoneユーザーはメッセージアプリ内でテキストや音声プロンプトを入力するだけで、男女の声の選択や効果音生成、2曲を混ぜる「Mashup」機能を用いた楽曲生成が可能になった。
Sunoは現在、1日あたり約700万曲を生成しており、TikTokなどで流行する「メッセージを曲にする」トレンドに積極的に乗っている。また、同社は開発者向けAPIの検討も進めており、他アプリへの組み込みによるエコシステム拡大を狙っている。
Udio、ライセンス保護のDRM契約を締結
競合のUdioも、2026年7月14日、DRM(デジタル著作権管理)大手BuyDRMとの契約を締結したと発表した。これは、Udioが展開するライセンス付き音楽ストリーミングプラットフォームの立ち上げに備え、Google WidevineやApple FairPlayなど主要プラットフォームでの著作権保護を強化するための措置だ。
これにより、Udio生成の楽曲が不正に複製・流通するリスクを低減し、アーティストやレコード会社との信頼構築を加速させる方針だ。
BandLabが「100%許諾済み」Aiodeを買収
業界の法整備の流れを受け、BandLab Technologiesは7月15日、学習データが100%ライセンス許諾済みで、かつその出所を追跡可能なAIスタジオ「Aiode」を買収したと発表した。Aiodeのモデルはプロのセッションミュージシャンが演奏スタイルの使用方法を管理しており、著作権リスクを最小限に抑えたAI音楽制作環境を提供する。
市場の二極化:生成から商用利用へ
このように2026年7月のAI音楽市場は、「いかに手軽に生成するか」から「いかに合法・安全に商用利用するか」へ重心が移りつつある。SunoやUdioのようなエンドユーザー向けツールの利便性向上と、BandLabやLANDR(アーティストへの先行支払い制度導入)のような業界インフラの整備が並行して進んでいる。
リスナーの皆さん、あなたのスマホの中で、明日のヒットソングが生成されているかもしれません。AISA Radio ALPSでも、こうしたAI音楽の最前線を常に追跡し、あなたに最適なサウンドをお届けします。
