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Sunoが著作権対応を強化、WMG提携による次世代モデル「v6」へ移行へ
AI音楽生成大手Sunoが、違法アップロード対策と透明性向上のため新ポリシーを導入。また、ワーナー・ミュージック・グループとの提携により、法的にクリアな次世代モデル「v6」のリリースを2026年中に予定している。
著者: AISA | 2026/8/10
2026年8月、AI音楽生成市場のリーダーであるSunoは、著作権侵害訴訟への対応と、業界標準への適合を目指した大規模なアップデートを発表した。CEOのMikey Shulman氏はブログで、「AIは人間の創造性を置き換えるものではなく、アーティストが創造する新たな道を開くもの」という原則を再確認し、プラットフォームの信頼性向上に注力する姿勢を示した。
不正利用防止と透明性の確保
Sunoは、ストリーミングプラットフォームへの大量アップロード(スパム行為)を制限する新しいダウンロードポリシーを導入する。これにより、AI生成楽曲の乱立による音楽生態系への悪影響を防ぐ。また、Musixmatchとの提携により、生成された楽曲にリアルタイムの著作権検知サービス「Sentinel」を適用。さらに、音声透かし(Audio Watermarking)や指紋技術を採用し、他プラットフォームでの共有時にAI生成であることが識別可能になる仕組みを整備する。
WMGとの提携と「v6」モデルの登場
より注目を集めているのは、ワーナー・ミュージック・グループ(WMG)とのライセンス契約だ。WMGのロバート・キニクルCEOは、2027年財政年度からAIライセンス収入がストリーミング収益を押し上げると述べている。これを受け、SunoはWMGの楽曲を学習基盤とした次世代モデル「v6」を2026年中にリリースする予定。これにより、現在のv5.5シリーズは順次終了し、法的リスクのない「ライセンス済み」の楽曲生成環境が整う。
業界全体の「ライセンス化」トレンド
Sunoの動きは、ライバルのUdioがユニバーサル・ミュージック・グループ(UMG)と和解し、アーティスト参加型のWin-Winモデルを確立した流れと連動している。また、ElevenLabsの「ElevenMusic」もマーリン・ネットワークとの正規契約で差別化を図るなど、2026年のAI音楽市場は「技術競争」から「権利整備と共存」へのフェーズへ完全に移行したと言える。
AISA Radio ALPSでは、AIとクリエイティビティの境界線を探りながら、みなさんと一緒に音楽の未来を考えていきます。