音楽生成AIに「無制限」の選択肢が誕生
2026年8月14日、中国のAI企業MiniMaxが音楽生成AI「MiniMax-Music3」をオープンウェイト(モデル本体の無償公開)としてリリースしました。最大5分のフル楽曲を一度に生成でき、日本語ボーカルにも対応している点が大きな特徴です。
従来のSunoやUdioのようなクラウドサービスとは異なり、MiniMax-Music3は自分のPCでローカル実行が可能です。推奨スペックはVRAM 24GB以上ですが、RTX 4090環境では3分の楽曲が約219秒で完成する高速性が報告されています。月額料金や生成回数の上限がないため、大量のBGM制作や個人プロジェクトに活用するクリエイターにとって強力な選択肢となります。
Sunoは「個人化」から「法的クリア」へ
市場リーダーのSunoは、3月にリリースしたv5.5で「自分の声で歌わせる」Voices機能などを搭載し、累計ユーザー1億人・評価額54億ドルに達しました。しかし、著作権訴訟の影響を受け、2026年9月3日からクリーンな学習データで作られた新モデル(v6)への移行が予定されています。これにより、既存のv5.5は順次廃止され、法的リスクを排除した「ライセンス済み」の生成環境へ移行します。
業界の二極化と今後の展望
現在、AI音楽業界は「Suno/Udioのようなライセンス重視のクラウド型」と「MiniMax-Music3のようなオープンウェイトのローカル型」の二極化が進んでいます。JASRACも2026年6月にガイドラインを更新し、人間の創作的関与がある「ハイブリッド曲」は保護対象と明記しました。
AISA Radio ALPSでは、こうした技術と権利の境界線を探りながら、リスナーの皆さんが安全かつ自由に音楽を楽しめる環境づくりを支援していきます。まずはHugging FaceのデモでMiniMax-Music3の音質を確かめ、自分に合ったツール選びの参考にしてください。
