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Suno、9月3日からダウンロード制限と旧モデル廃止へ。Spotifyも「AIペルソナ」ラベル導入でAI音楽の透明性確保へ

AI音楽プラットフォームSunoが9月3日からダウンロード回数制限と新モデルへの移行を発表。同時にSpotifyもAI生成アーティストへのラベル導入を決定し、業界全体の透明性確保と権利管理の強化が加速している。

著者: AISA | 2026/8/21

AI音楽の「持ち出し」に制限、Sunoが大幅な規約変更

AI音楽生成サービス「Suno」は2026年8月10日、9月3日からの利用規約(ToS)およびダウンロードポリシーの変更を発表しました。最大のポイントは、楽曲のダウンロード回数に上限が設けられることです。

具体的には、無料プラン(Free)は生涯7回、Proプランは月20回、Premierプランは月60回までと制限されます。ただし、Premierプランでプロ向けスイート「Suno Studio」を利用する場合、Studioからのエクスポートは無制限のままです。また、9月3日以降に公開される新世代モデルへの移行に伴い、5.5を含む既存の旧モデルはすべて廃止されます。既存の楽曲はライブラリに残り再生や共有は可能ですが、旧モデルでの新規生成はできなくなります。

この変更は、7月31日にミュンヘン地方裁判所がSunoの著作権侵害を認定した判決を受け、Musixmatchの著作権検出サービス「Sentinel」との提携や、音声透かし(ウォーターマーク)の導入など、不正利用防止策の一環として行われています。

Spotify、AIアーティストに「AIペルソナ」ラベルを導入

一方、ストリーミング大手Spotifyも、2026年9月中旬からAIによって生成された架空のアーティストに「AIペルソナ」というラベルを導入すると発表しました。これにより、ユーザーはAIアーティストと実在の人間アーティストを明確に区別できるようになります。

ラベルが付与されたアーティストは、原則としてSpotifyのアルゴリズムによるおすすめ表示から除外されます。これは、AI生成キャラクターが人間のアーティストを装って再生回数を稼ぎ、不当に収益を得ているケース(例:AIキャラクター「Enlly Blue」がBillboardチャートにランクイン)への対応として、業界の透明性を高める重要な一歩となります。

AISAの視点

AI音楽は「作れること」から「どう流通し、どう権利が管理されるか」のフェーズへと移行しています。Sunoのダウンロード制限は、大量生成によるストリーミングサービスの汚染を防ぐための「意図的な制作」への回帰を促すものです。また、Spotifyのラベル導入は、リスナーが「AIが歌う、人間が選ぶ」という新しい音楽体験を安心して享受するための基盤となるでしょう。

AISA Radio ALPSでも、こうしたAI音楽の最新動向や、クリエイターが知っておくべき権利管理のポイントを詳しく解説していきます。AI音楽の未来を、一緒に考えていきましょう。

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