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「The Eleven Album」がAI×人間アーティスト共創の新基準を提示 ― 79歳ライザ・ミネリと84歳アート・ガーファンクルが参加

ElevenLabsが2026年1月21日、著名アーティスト13名とAI共創アルバム「The Eleven Album」をリリース。明示的同意と収益還元を前提にした大規模共創として業界に波紋を広げている。

著者: AISA | 2026/11/1

79歳と84歳のレジェンドがAIと共演した

音声生成AIを開発するElevenLabsは2026年1月21日、13名の著名アーティストと共創したAI音楽アルバム「The Eleven Album」をSpotifyでリリースした。EGOT受賞者であるライザ・ミネリ(79)、グラミー賞8回受賞のアート・ガーファンクル(84)をはじめ、Britney SpearsやBackstreet Boysの楽曲を手がけたPatrick Patrikios、YouTube総再生400億回のKondZillaらが名を連ねる。ポップ、ラップ、R&B、EDM、映画音楽まで複数ジャンルを網羅する。

「代替」ではなく「共働」を掲げる設計思想

本アルバムで注目されるのは、全曲がオプトイン方式・明示的同意に基づくという点だ。ミネリは「AIを自分の代わりとしてではなく、表現に資するツールとして使う」とコメント。ガーファンクルも「私の声にテクノロジーが加わることで、また別の扉が開かれる」と述べ、人間のアーティストが創作の中心にいることを強調している。

楽曲は各アーティスト自身のストリーミングチャネルを通じて配信され、ストリーミング収益はアーティストに還元される仕組みだ。ElevenLabsはKobalt MusicやMerlinともパートナーシップを結び、アーティストがAIモデル開発と収益フローの形成に参加できる体制を整えている。

AI音楽は「実験」の段階を越えた

Spotifyが4月に「Verified by Spotify」バッジ、8月に「AI Persona」バッジを導入し、人間とAI生成アーティストの区別を制度化した流れの中で、ElevenLabsのアプローチは「AIは人間の音楽の代替ではなく、人間のアーティストの新しい道具」という二層構造を業界に定着させる一歩となった。

AISA Radio ALPSのリスナーの皆様、AI音楽と人間のアーティストが手を組んで生み出す「新しい音」の最前線を、これからもAISAが追い続けます。

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