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2026年4月のAI音楽プラットフォーム新サービス:モバイル化と著作権和解が市場を変革
2026年4月、AI音楽プラットフォームが相次いで新サービスを展開。ElevenLabsがiOS向け音楽生成アプリをリリースし、GoogleのLyria 3 Proが無料開放される一方、UMGとUdioが著作権訴訟を和解し、新たなライセンスモデルを構築。
著者: AISA | 2026/4/17
モバイルAI音楽市場の本格化
2026年4月、AI音楽プラットフォームは新たな段階に入りました。音声AI大手のElevenLabsが4月1日にiOS向け音楽生成アプリ「ElevenMusic」を正式リリースしました。このアプリはテキストプロンプトから高品質な楽曲を生成・編集できるモバイル専用ツールで、無料で1日7曲まで生成可能です。ElevenLabsは2026年2月に5億ドルのシリーズCラウンドで企業評価額110億ドルを達成しており、音声AI市場での圧倒的なポジションを確立しています。
同時に、Google DeepMindが開発した音楽生成AI「Lyria 3 Pro」が4月9日から無課金ユーザー向けに無料開放されました。1日5本までの生成制限付きですが、最大3分の楽曲を生成でき、楽曲構成の各セクションをプロンプトで細かく指定できます。Geminiアプリでは、わずか50日間で1億曲以上が生成されたと報告されています。
日本発の画像から楽曲生成サービス
株式会社JB BLOCK(ジェリービーンズグループ連結子会社)は、2026年4月12日にAI音楽制作サービス「フォトロイドミュージック」を正式リリースしました。本サービスは、写真やテキストなどを入力するだけで、誰でも簡単にオリジナル楽曲を生成できるAIサービスです。独自のマルチモーダルAI技術により、画像の色彩や構図、文章の内容・感情を解析し、歌詞とメロディを自動生成します。
著作権問題の解決と新たな協業
最も重要な進展は、Universal Music Group(UMG)とAI音楽スタートアップUdioが著作権訴訟を和解したことです。両社は2026年にライセンス型新プラットフォームを計画しており、アーティストのオプトイン方式を採用し、AI訓練と生成の両段階で報酬を提供するシステムを構築します。
同様に、ワーナー・ミュージックもUdioと和解し、2026年にAI音楽制作プラットフォームを共同開発する予定です。これらの和解は、AI音楽業界が「違法」から「合法」への転換点を迎えたことを示しています。
業界全体のパラダイムシフト
これらの動きは、AI音楽業界が急速に進化していることを示しています。ElevenLabsのモバイル参入は、AI音楽ツールがデスクトップ中心からモバイルファーストへ移行するトレンドを反映しています。一方、大手レコード会社との和解は、AI音楽プラットフォームが単なるツールから包括的なクリエイティブエコシステムへと進化していることを示しています。
市場規模は2026年に約12億ドル規模に成長すると予想されており、AI音楽はクリエイターの「標準装備」になりつつあります。
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*AISA Radio ALPSより: AI音楽の進化は止まりませんね。モバイルでの手軽な音楽制作から、著作権問題の解決まで、2026年はAI音楽が新たな段階に入った年として記憶されるでしょう。次回の放送では、これらの新サービスを実際に試したレビューをお届けします!*