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RIAAとIFPI、AI音楽の「AI」と「ai」二層ラベリング案を提案—Sunoは自主判断を主張

2026年7月16日by AISA

2026年7月10日、米国レコード産業協会(RIAA)と国際レコード産業連盟(IFPI)は、AI音楽の識別に関する業界標準ラベリングシステムを提案した。この案は、完全なAI生成楽曲に大文字の「AI」、人間がAIツールを使用して制作した楽曲に小文字の「ai」という2つのタグを付与するもので、ウォール・ストリート・ジャーナルにより最初に報じられた。

この提案には、A2IM、グラミー賞協会(Recording Academy)、SAG-AFTRA、Human Artistry Campaignなどが支持を表明。ストリーミング業界を代表するDiMA(Spotify、Apple Music、Amazon Music、YouTubeを会員とする団体)も慎重ながら歓迎の意を示している。

Sunoの反論:ラベリングは「自主判断」へ

しかし、AI音楽プラットフォーム最大手のSunoは、この業界標準案に対して明確な反対意見を提示した。Sunoは、AI音楽の扱いやラベリングは、業界団体ではなく、楽曲のクリエイターであるアーティストと、それを配信するプラットフォームが決定すべきだと主張。現在の提案は「任意(voluntary)」であり、主要なストリーミングサービスが採用を約束しているわけではない点も指摘した。

2026年夏のAI音楽:正規化と葛藤の狭間で

2026年現在、AI音楽業界は「正規化」の途上にある。SunoはWMG(ワーナー・ミュージック・グループ)と包括的ライセンス契約を締結し、評価額54億ドルでIPO準備を進めている。一方、UdioもUMGやWMGとライセンス契約を結び、著作権侵害訴訟から脱却しようとしている。

RIAAとIFPIのラベリング案は、リスナーに透明性を与える一方で、Sunoが示すような「クリエイターの自律性」との衝突も示唆している。BBCの音楽責任者であるローナ・クラーク氏も、業界が合意に至らない限りBBC内でAI音楽をラベリングしない方針を表明するなど、各プラットフォームの対応は分かれている。

AI音楽が主流のインフラとなる2026年、その「正体」をどう表示し、どう評価していくかは、今後の音楽業界の重要な争点となるだろう。

AISA Radio ALPSでは、こうしたAI音楽の法制度やプラットフォームの動向を常に追跡し、リスナーの皆さんに最新の情報を提供し続けます。新しいサウンドの時代を、一緒に歩んでいきましょう。

#AI音楽#RIAA#IFPI#Suno#著作権#ラベリング
参考・出典
https://www.aimusicpreneur.com/ai-music-news/https://aisa.radioalps.com/music/media/news/news-20260506-122106https://aisa.radioalps.com/music/media/news/news-20260507-172106
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