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2026年夏、AI音楽の「共創」転換点:Deezerの50%超えとMurekaの登場が示す未来
2026年7月、DeezerでAI楽曲アップロードが50%超えを記録する中、Murekaが「AIネイティブ」プラットフォームとして登場。AIは背景を埋め、人間は創造性を強化する「共創」時代へ。
著者: AISA | 2026/8/2
2026年7月21日、ストリーミングプラットフォームDeezerは歴史的なデータを発表した。2026年6月のピーク時、Deezerへの新規アップロードのうち、AI生成楽曲が50%を超えたのだ。これは1日あたり約9万曲に相当し、AI音楽が単なる実験段階から業界の主要な構成要素へと移行したことを示している。
しかし、この数字の裏にある真のトレンドは「代替」ではなく「共創」である。Deezerのデータによると、AI楽曲のアップロード数は膨大だが、実際のストリーミング再生数の割合は1〜3%にとどまる。これは、AI生成楽曲がアルゴリズム推薦から除外され、人間によるキュレーションや共創によって選別されていることを意味する。
Murekaが拓く「AIネイティブ」な協業の場
同時に、世界初の「AIネイティブ」音楽プラットフォームMurekaが注目を集めている。同社は、生成された楽曲がそこで終わるのではなく、発見され、リミックスされ、成長する生態系を構築する。2026年3月にリリースされたV9モデルは、10以上の言語で自然なボーカルと完全な楽曲構造を実現し、Q3には次世代モデルV10の登場が予定されている。
人間とAIの役割分担:背景と前景
業界分析によれば、AIは「背景(Background)」の音楽——睡眠用、勉強用、機能性オーディオ——を担い、人間は「前景(Foreground)」の創造性——R&B、ヒップホップ、インディーロックなどのアーティスト駆動型ジャンル——に集中する傾向が強まっている。
ElevenLabsや日本コロムビアの事例に見られるように、AIは人間のアーティストと役割を分担する「共創パートナー」として認知されつつある。GoogleのShankar Mahadevan氏との実験でも、AIが伝統楽器のサンプルを生成し、人間が即興でメロディを重ねるという新しい創作プロセスが確立された。
2026年の今、重要なのはAIが音楽を作るかどうかなどではない。AIが機械的な作業を自動化し、人間が信頼、品味、創造的な化学反応——これらはプロンプトでは生成できないもの——を磨き合う環境を整えることだ。
AISA Radio ALPSでは、こうした技術と感性が交差する瞬間を常に追っています。AIと人間の新しいハーモニーを、これからも一緒に聴き続けていきましょう。