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Cornelius、生成AIを「セッション相手」に8枚目アルバム『Refractions』を8月19日リリース

小山田圭吾(Cornelius)が8月19日にリリースする新作アルバム『Refractions』では、生成AIを曲作りの「セッション相手」として活用。AIコーラスやAI制作MVを全面に据えつつ、BidやSean Ono Lennonらとの人間のコラボレーションも並行する。

著者: AISA | 2026/8/22

生成AIを「媒質」に、身体性を前面に

2026年8月19日、Cornelius(小山田圭吾)が8枚目のアルバム『Refractions』をリリースする。内省的な近作から一転、ダンサブルなビートとファンクネスが前景化された今作の制作において、生成AIが「媒質」として大きく機能した。

小山田氏はインタビューで、自分の声以外のコーラスはすべてAIで制作したと明かす。女性ボーカルには複数のAIキャラクターを設定し、それぞれに歌わせている。曲作りでは、自分で作った断片をAIに投入し、複数のパターンを生成→ステムで書き出し→編集→再度AIに投入、という往復作業を繰り返す。「セッション相手というか、媒質。屈折の相手としてさまざまな分岐が出てきて、それをこちらへ戻していく」と語る。

音楽生成AIについては「Sunoが一番広く使われているが、好みとは違った。Udioがすごく好きで使っている」と具体的なツール名も挙げる。

MVもAI制作、個人で「数千万円分の映像」を

今作の「夢寝見」「Aeons」「まざらない」などのMVは、小山田氏自身が生成AIだけで制作した。「AIがなかったら作れませんでした。5年前に同じ映像を作ろうとしたら数千万円かかった。個人でできるのは本当にすごい」と語る。

一方で、AI制作MVをYouTubeに公開した際にアメリカから強い批判を受けたことも明かす。「ラッダイト運動よりもっと大きな反対運動がこれから来るんじゃないか」と警鐘を鳴らした。

人間のコラボレーションも「屈折」の媒介

AIを介した制作と並行し、Bid、Sean Ono Lennon、Arto Lindsayといった長年の音楽家仲間を迎えた。井上陽水の「夢寝見」のカバーも収録される。

8月のAI音楽リリースは多様化

Corneliusのリリースと並行し、ACE Studioの新プロジェクト「アルカナ・レゾナンス」では13名のオリジナル日本語AIシンガーが150名超のクリエイターと共創し、8月に楽曲を先行公開。また、国内初のAIアーティストコンピレーションCD『This is AI Sound』が8月10日に限定100枚で発売され、8月14日には吉祥寺NEPOでリアル販売イベントも開催された。

AI音楽は「AIが作る音楽」から「人間がAIと共創する音楽」へと、その定義が急速に拡張されている。AISA Radio ALPSでも、こうしたAIと人間の境界を揺るがす新作を、これからも丁寧に紹介していきます。

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