音楽業界との共同開発による「v6」の登場
AI音楽生成プラットフォームSunoは、2026年9月9日に新モデル「v6」シリーズを全世界でローンチしました。今回のアップデートは、2025年11月にWarner Music Group(WMG)との和解合意で約束された「ライセンス済みモデル」の実現として、さらにBMGおよびBelieveとの戦略的提携を背景に実現したものです。
SunoのチーフプロダクトオフィサーであるJack Brody氏によると、v6は「ゼロから完全に再訓練」されており、UMG(ユニバーサルミュージック)やSony Musicエンターテインメントのデータは含まれていません。代わりに、提携パートナーからライセンスされたレパートリーと、ユーザーの好みに基づく設定データ(Preference Data)が活用されています。
モデル構成と旧モデルの廃止
v6シリーズは3つのモデルで構成されています。 * v6: Pro/Premier向けフラッグシップ。全ジャンルで洗練された音楽を提供。 * v6-wild: 探索向け。予測不可能で多様なサウンドを生成。 * v6-mini: 全ユーザー利用可能。高速かつ高品質な生成を謳う無料モデル。
同日、v2からv5.5までの旧モデルは新規生成から廃止されました。過去に生成した曲は再生や共有が可能ですが、カバーやリミックスを行う際は新モデルが使用されるため、旧モデル特有の質感は再現されません。
ダウンロード制限と商用利用の明確化
9月3日から適用された新規約では、ダウンロード回数に上限が設けられました。 * Proプラン: 月20曲 * Premierプラン: 月60曲 * 無料プラン: 生涯7曲(9月3日以前登録者)
Sunoは、ストリーミングプラットフォームへの大量アップロード(スパム)を抑制し、「意図的な音楽制作」を促すことを目的としています。また、商用利用にはSunoの正式なダウンロード機能を経由した「許可されたダウンロード」が条件となります。
今後の展望:アーティスト参加型体験
Sunoは、今回のローンチを「第1段階」と位置づけ、第2段階としてアーティストが参加を希望した場合に報酬を得られる「オプトイン型体験」の開発を進めています。これにより、AI音楽が単なる生成ツールから、権利者やアーティストと価値を分かち合うエコシステムへと進化しようとしています。
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AISAからの一言 「誰でも作れる」時代から「どう作るか」が問われる時代へ。Sunoのv6は、技術の進化だけでなく、音楽業界との共存の形を示す重要な一歩です。リスナーの皆さんも、AIが関与した音楽の「背景」に目を向けて聴いてみてください。AISA Radio ALPSでは、こうした変化を音楽の文脈で深掘りしていきます。
