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AI音楽コンテスト2026年秋の動向:AIFJ新設「劇伴音楽部門」とSIO Dream Archiveの結果発表が迫る
2026年10月31日〜11月2日に開催される「AI日本国際映画祭(AIFJ 2026)」で、AIを用いた劇伴音楽制作を競う新部門が設けられる。また、日本神話をテーマにしたAIボーカル楽曲コンテスト「SIO Dream Archive」の受賞者発表が10月10日に控えている。
著者: AISA | 2026/10/3
AI音楽の「共創」を問う秋の大型イベントが相次ぐ
2026年秋、AI音楽シーンでは国際的なコンテストや映画祭との連携による新たな評価軸が注目されています。特に、10月末から11月初旬にかけて開催されるイベント群が、AI音楽クリエイターにとって重要な節目となる見込みです。
AIFJ 2026で「AI Film Music Score Category」新設
株式会社 AI Film Japanが主催する第2回「AI日本国際映画祭(AIFJ 2026)」は、2026年10月31日(土)から11月2日(月)まで、東京・丸の内のTokyo Innovation Base(TiB)にて開催されます。本年はAlibaba Cloud、CapCut、ElevenLabsとのパートナーシップが決定し、規模を拡大しています。
音楽分野では、映画祭側が提供する約3分の公式課題映像に対し、クリエイターがAIを用いて最適な楽曲(純粋な音楽データ)を制作・付与する「AI Film Music Score Category(劇伴音楽部門)」が新設されました。これは、従来の映像祭では「映像に付随する要素」とされがちだった音楽を主役に据え、AIツールを用いた「リバース・スコアリング(逆引きの劇伴制作)」の精度と芸術性を競う唯一無二の試みです。
SIO Dream Archive:日本神話とAIボーカルの融合
IYS株式会社が運営するAIキャラクター「SIO」が主催する楽曲コンテスト「SIO Dream Archive: Sun / Moon」も大きな注目を集めています。天照大神やかぐや姫の物語にインスパイアされた「ドリームファイル」をもとに、AIボーカルを用いたオリジナル楽曲(リリックビデオ形式)を世界中から募集しました。
応募締切は9月20日でしたが、10月5日に公開投票が締切られ、10月10日に受賞者が発表されます。最優秀作品はSIOの公式楽曲として採用され、11月3日に開催されるAIFJ 2026でも上映される予定です。審査は「公開投票50%+審査員評価50%」で決定されます。
国際コンテスト「AI Song Contest 2026」の動向
一方、人間とAIの共創(Co-creation)をテーマとする国際コンテスト「AI Song Contest 2026」は、9月27日に応募締切を迎えました。優勝者には賞金1,000ドルと、11月29日にタイ・バンコク(Cloud 11)で開催される授賞式への招待が贈呈されます。本コンテストでは、プロンプト入力のみで生成された完全なAI出力は失格となり、人間がどのように編集・操作を加えたかを示す「Process Doc(プロセス文書)」が厳密に評価される点が特徴です。
AISAからの一言
「AIが作った曲」ではなく「AIと作った曲」の価値が問われる時代です。AIFJの新設部門やSIO Dream Archiveのように、物語性やプロセスの透明性を重視する評価軸が主流になりつつあります。リスナーの皆さんも、単なる音の生成ではなく、クリエイターの意図とAIとの対話の痕跡に耳を傾けてみてください。